JOCAでは、駒ケ根市の生涯活躍のまちづくりの一環として、駒ケ根市と連携し、学びを核とした地域づくりを進める「学びと交流」の場づくり事業に取り組んでいます。
主な事業
■ 青年海外協力隊訓練所のある街を活かしたグローバル人材育成プログラム(教育・研修旅行の受入)
■ 企業人材育成の研修を伴う「駒ケ根版ワーケーション」
■ グローバルな学びと交流の場、こまがね大使村プロジェクト
■ 地域や社会課題を学ぶSDGs学習
教育・研修旅行向けプログラム
青年海外協力隊の経験を活かした、グローバルな視点、信頼関係構築、課題解決の力を養うプログラムを、主に教育旅行等で駒ケ根を訪れる学校に提供しています。
◆プログラムで伸ばせる力とは?
これからのグローバル社会で求められる資質「思考力・表現力・判断力」
アクティブラーニングと探究型の学習形式で実施。プログラムを通して伸びる5 つの力 ①対話力 ②適応力 ③課題発見・解決力 ④世界の情報力 ⑤ネットワーク構築力は、大学入試改革や社会で求められる資質の向上に繋がります。
◆なぜ駒ヶ根で?
駒ヶ根市が進める「学びと交流」の地域づくり
駒ヶ根市には、当会(JOCA)の本部があるほか、日本に2か所しかない青年海外協力隊の派遣前訓練所が設置されており、青年海外協力隊訓練所のある街の特徴を活かした事業が実施されています。 その一環として、多くの方に駒ヶ根市を訪れていただき、青年海外協力隊や駒ケ根市について知ってもらう機会にしたいと、青年海外協力隊の経験や訓練所で実施される講座を活用した「グローバル人材育成プログラム」を提供しています。50年以上にわたる協力隊の経験を活かした実践的なプログラムを体験いただけます。
◆プログラムスタッフはどんな人?
価値観の違う開発途上国で活動してきた、青年海外協力隊・海外経験者
プログラムスタッフは、青年海外協力隊の経験者を中心に海外での活動経験を有し、価値観の違う開発途上国におて培ってきた、異文化適応力・対話力を持ち合わせています。プログラムでは国際協力や異文化での生活体験の視点を織り交ぜながら、多様な角度から生徒の語り合いを促します。
◆主なプログラム
青年海外協力隊シミュレーション
架空の村で暮らす「ナブ」の希望を叶えるため、参加者が青年海外協力隊員になって活動するシミュレーションプログラム。
村の問題を分析し、どのようなアプローチで課題解決を行うのか。
実際の国際協力の現場で活用される問題分析の手法を活用しながら、参加者同士で活動プロジェクトを作っていきます。
青年海外協力隊経験者がサポートにつき、実体験を基にしたアドバイスを行いながら進行していきます。
課題を解決する力、プロジェクトを構築する力、チームで物事を進める力を養います。
信頼関係づくり・チームビルディング
国籍や育った環境の違う人など、価値観の異なる人と一緒に仕事や活動をすることが増えていくこれからの社会。
考えが違っても、チームとして有意義な活動を進められる。
その基本となる信頼関係づくりは、コミュニケーションから。世界でも、日本でも同じように重要なコミュニケーションの基礎である「傾聴」「承認」を軸にしたプログラム。
聴く力、伝える力をつけることで、チーム力を高めます。
SDGs学習プログラム
2021年流行語にもノミネートされた「SDGs」。言葉は分かるけれどいったい何を目指すのか、私たちは何に取り組むのか。
青年海外協力隊の体験を交えながら、SDGsが目指す17の目標について理解を深めると共に、私たちの暮らしとの関りを考えていきます。
17の目標からテーマを絞り、フィールドワークを交えたプログラムを実践することも可能です。
異文化適応体験プログラム
海外に出たときなどに、肌で感じる異文化ギャップ。
その背景には、文化的な考え方の違いや生活様式の違い、思い込みや刷り込みなど、様々な要因があります。
青年海外協力隊が経験した異文化ギャップの場面をもとに、日本の生活や自分自身を見つめなおす機会をつくり、行動や考え方の視野を広げることをねらいます。
海外に行かなくても体験可能な異文化体験プログラムです。
◆日程例
(ご希望に応じ、日帰りから3泊程度のプログラムを提供しています。)
協力隊シミュレーション
DAY1 13:00 アイスブレーク 14:00 信頼関係構築WS 15:30 協力隊体験談 インタビュー 17:00 終了 DAY2 9:00 協力隊シミュレーション 問題分析 12:00 昼休憩 13:00 プロジェクト作り 16:30 発表 17:00 終了 |
SDGs学習型
DAY1 13:00 アイスブレーク 14:00 信頼関係構築WS 15:30 SDGs理解ワークショップ DAY2 9:00 フィールドワーク 12:00 昼休憩 13:00 ディスカッション 15:00 アウトプット (次世代に残したいもの) |
異文化適応中心
DAY1 13:00 アイスブレーク 14:00 異文化適応ワークショップ 16:00 終了 |
◆ご利用料金
・SDGs理解促進プログラム ・異文化理解/適応プログラム ・青年海外協力隊シミュレーション ・青年海外協力隊体験談 | ※複数日にわたるプログラムや配置する講師人数によって料金が変わりますので、詳しくはお問合せ下さい。 |
駒ケ根版ワーケーション(企業向け研修)
中央アルプス・南アルプスと、2つのアルプスの美しい景観、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ、早太郎温泉などの観光資源に恵まれた長野県駒ヶ根市では、企業などによる駒ヶ根でのワーケーションを促進しています。
駒ヶ根市中心市街地の銀座通り商店街に位置する当会本部がある「ぱとな」も長野県が実施するリゾートテレワークの拠点として、登録されています。
当会では、駒ケ根市の取り組みを応援すると共に、駒ケ根市の生涯活躍のまちづくりの取り組みの一つである「学びと交流の場づくり」の一環として、企業人材向けの「駒ケ根版ワーケーション」事業を応援しています。
◆駒ケ根版ワーケーションとは?
Work(仕事)+ Education(研修)+ Contribution(貢献)+ Vacation(観光)
いま、注目されているワーケーションは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた新しい働き方。 企業や個人が職場から離れて、リゾート地などでテレワークを活用して普段の仕事を継続しつつ、その地域ならではの活動を行うものです。
駒ケ根版ワーケーションは、もちろん、そんな働き方も応援しつつ、青年海外協力隊の経験や、地域課題解決の取り組みなどを題材にした、企業研修と地域貢献のプログラムを組み入れた駒ケ根独自の取り組みです。
◆例えばどんなプログラム?
SDGs学習や語学学習、地方創生の勉強会も
新人研修・・・ グローバル人材育成プログラムを活用したSDGs学習やチームビルディングの研修
語学研修・・・ 青年海外協力隊員が訓練所で受講する語学速習プログラムを活かした語学合宿
地方創生・・・ 各地で展開される地方創生の事例研究、勉強会
午前中は仕事、午後は研修、アフターファイブは地域交流
例えば、午前中は通信環境の整った会場でテレワーク。午後はしっかり研修をして、その後は地域の方々との交流や地域課題解決の話し合いに参加するなど、仕事を止めることなく、研修事業に参加することができます。
◆滞在場所は?
駒ケ根ふるさとの家 のほか、様々な施設がご利用になれます。
駒ヶ根ふるさとの家は、当会が駒ケ根市の指定管理者として運営する施設です。 ネットワーク環境も整備されており、広い空間でテレワークを行うことができます。 企業等の研修で活用したい方は、ホームページよりお問い合わせください。
◆利用方法は?
駒ヶ根市や当会の主催事業として実施する際は、当ホームページ等でご案内いたします。 企業・団体としてご利用、ご相談の場合は、上記ふるさとの家のホームページか、お問合せフォームよりお問合せ下さい。
グローバルな学びと交流の場、こまがね大使村プロジェクト
当会が駒ケ根市に本部を移転した2018年にスタートした「こまがね大使村まつり」をはじめ、駒ケ根市と連携し、駒ケ根大使村プロジェクトを実施しています。 毎年10月に駒ヶ根市を含む上伊那地域4市町村が合同で実施する「協力隊週間 みなこいワールドフェスタ」に合わせて、各国大使をお招きする「大使村まつり」を実施するほか、学びと交流の取り組みとしても、学校との交流や留学生等を対象とした研修・交流プログラムの企画などを行っています。
参考:駒ヶ根市ホームページ (外部リンク 別ページで開きます)
地域や社会課題を学ぶSDGs学習 ・ふるさと学習
当会では、自主企画としてSDGs学習やふるさと学習のプログラムを実施しています。
イベント等の告知は当会ホームページ等で行いますので、ご参加ください。
そのほか、駒ヶ根市生涯活躍のまちづくりの一環として、街中活性化や次世代育成等を目的に以下の取り組みを行っています。
駒ケ根市の指定管理施設として運営。蕎麦打ち体験等の地域学習の他、野外活動やSDGs研修を実施しています。
日本財団、長野県みらい基金の助成金を活用し、駒ケ根の若い世代を対象に、地域づくりに関わるプロジェクトを実施しています。
駒ヶ根市中心市街地活性化の取り組み「こまがねテラス」と連携し、商店街を舞台にしたセミナーを実施しています。