警察の通訳として活躍する協力隊OB[2011年5月1日掲載]

[おことわり] 関東地方で警察で通訳をしているXさん。犯罪捜査にも協力している仕事の性質を配慮して、匿名、写真なしの掲載となりますので、あらかじめご了承ください。

Xさんは隊員時代、村落開発普及員として中南米の国で農業の自給自足プロジェクトに従事。活動を通して語学力とコミュニケーション能力を磨いた。帰国後まもなく知人の紹介で警察の捜査に協力する民間通訳者に登録。約5ヶ月後、警察での通訳業務に就くことになった。

業務は外国人の容疑者に対する取り調べ、いわゆる事情聴取の際の通訳や、犯罪を裏付けるために容疑者を同行する現場検証時などでの通訳。

非常に難しい専門用語を訳さなければならないときは正直苦労するという。それに、犯罪はいつ何時発生するかわからないため、深夜や早朝に突然警察署から連絡があると署に直行する。緊張感を途切れさせないようにすることもこの仕事で大変なことのひとつ。

警察での通訳が多忙であるということは、世の中で外国人犯罪が多いという残念な縮図。「本当は暇な方がいいのに…」というのがXさんの本音。

勿論この仕事でのやりがいは多いにある。

「普通の生活をしていたらできない様々な経験をすることができる点や、ボランティア精神を持って世の中の役に立つお手伝いをさせてもらっていると感じられる点ですね」

普段はフリーランスの通訳のとして仕事をしているXさん。
以前は語学力を生かしたボランティアとして公立の小中学校の外国人児童支援の活動を半年ほど行った時期があった。関東地域は中南米からの出稼ぎ労働者が多く、その子弟たちが地域の学校に通っている。子供たちに日本語を教えるほか、PTA活動、先生と児童、保護者との三者懇談、家庭訪問などでも通訳を行った。

「協力隊で経験したことはどこで生かせるかは未知数。生かすも殺すも本人次第。2年間海外に派遣されたのだから、帰国したばかりの隊員のみなさんも経験を生かせるようモチベーションを保ち続けてほしいと思います」

 

 

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