【石川県】「能登里山マイスター養成プログラム」の受講生 松井久美さん(平成16年度3次隊/ニカラグア/村落開発普及員)[2010年2月1日]


松井さん

"能登のとと楽、加賀のかか楽"

石川県能登地方に伝わることわざである。能登の女性は働き者だから夫が楽できる、という意味。

「女性が元気なところは地域も元気。能登で活躍している女性が多いことが、自然と地域を盛りたててくれているのだと思う」

能登地方が地域振興に活発な理由として松井久美さん(平成16年度3次隊/ニカラグア/村落開発普及員)さんはこう考える。地域振興や地域活性化のための人材を育てる取組みとして、金沢大学が実施する「能登里山マイスタープログラム」がある。能登半島にある自然、伝統、生業を活かして新しいアグリビジネスを展開する人材や、農業後継者などを育てる養成プログラムだ。

これは大学、自治体、NPO、企業などが連携する本格的な地域再生計画プロジェクトの一環で、自然共生の社会づくりや生態環境研究など、能登における様々な分野での取り組みは、今や国際的に注目を浴びている。

講座で学ぶ、能登の知恵

JICA北陸で石川県国際協力推進員として働く松井さんは、今年から能登里山マイスタープログラムの受講生となった。


田植え


野菜栽培実習


直売所見学

協力隊時代には村落開発普及員としてニカラグアの農村で女性たちと手作りの絵葉書を作り、収入向上を行う活動を展開した。

「自分の活動で住民たちが元気になる様子を見て大きなやりがいを感じた。帰国後ふるさとの能登でも何かできればという思いが強くなり、マイスタープログラムに参加した」

農作物の栽培・販売を実践するほか、農業に携わる地元企業の取り組み、運営手法、エコツーリズムなど幅広い。各分野で活躍されている方が講師となるため、実際の経験や思いをナマで聞けるのが魅力的。

松井さんは能登で暮らす一人の住民として、自分の住む地域のことは殆ど知らなかったと言う。

初めて知る地元の文化、自然と共生するための仕組み。知恵を使って能登で活躍する人々がこんなにたくさん居るのかと驚いた。 

ニカラグアの農村と、いま自分が住む能登。風習は異なるが共通点も多いことに、ひとりの協力隊経験者として初めて気付かされたこともある。

協力隊に行く前にこの講義を受けていれば、あんな活動もできたかも!と思うことがたくさんあります

悔しさ?をバネにマイスタープログラムを通してパワーアップする自分を、今度は能登で試したい、と逞しい。いろんな経歴をもつ受講生が肩を並べ、お互いの経験について語りあう放課後の愉しさもこのプログラムの醍醐味。自治体職員、炭焼き職人、染色職人、それに関東から移住してきた新規就農者も。プログラムへの参加を機に県外からの移住者が増える人の流れもできているそうだ。

卒業生は、能登で就農するひとや、自治体職員として移住者を呼び込む施策を立ち上げたひとなど、プログラムで学んだ知識をいかして実際に能登の地域活性化に携わっている。

「"能登ややさしや土までも” という言葉があります。能登は自然が豊かだけど、何と言っても人がいいんですよ」

能登の自然、そして人に触れたらきっとこの地域に飛び込んでみたいと思うはずだと、日々の業務で出会う人々に能登の魅力を伝え、呼び込みに励んでいる。

 

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