【沖縄県】島サミット盛り上げ隊自転車キャラバン-沖縄OV会、大洋州をアピールする70キロ[2012年5月15日]

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自転車走行中のキャラバン隊

親日国が多い大洋州の島しょ国の首脳を招き、5月下旬に沖縄県名護市で開催される「第6回太平洋・島サミット」。

3年に一度開催されるこのイベントを多くの人々に知ってもらおうと、沖縄県青年海外協力協会が自転車で70キロを走りぬく「自転車キャラバン」を行なった。

 

水没の危機に瀕する国――。近年の地球温暖化による海面上昇により、大洋州の島しょ国の一つ、ツバルが水没の危機に直面しているといわれている。このほかにも、大洋州に散らばる島しょ国は自然災害や気候変動に脆弱であり、この1年だけでも、ツバルでの水不足やフィジーでの洪水発生などへの緊急援助など、日本はさまざまな支援をしている。反対に、東日本大震災では温かい支援が寄せられただけでなく、大洋州は国際社会で日本の立場を支持する大切なパートナー国でもある。

そこで、これらの14の国・地域の首脳を日本に招き、日本とのさらなる協力関係を築いていこうと、米国、オーストラリア、ニュージーランドも加わって、大洋州の国・地域(※)が抱える課題について意見を交わす「第6回太平洋・島サミット」が今月25、26日に、沖縄県名護市で開催される。

※ミクロネシア連邦,フィジー,キリバス,マーシャル,ナウル,ニウエ、パラオ,パプアニューギニア,サモア,ソロモン,トンガ,ツバル,バヌアツ。

これに先立ち、23日からは関連行事「高校生太平洋・島サミット」が開催される。これは、開催国の高校生を宮古島市に招き、日本の高校生と共に環境についての会議を行い、提言をまとめる、国際交流と人材育成を視野に入れた事業だ。

そこで、地元で開催される「太平洋・島サミット」や関連事業を少しでも多くの人に知ってもらい、開催を盛り上げようと、5月12日、沖縄県OV会は「自転車キャラバン」を開催、沖縄県庁から、サミットが開催される名護市までの約70キロを帰国隊員が自転車で走り抜けた。参加者は計19人。このうち4人が元大洋州隊員だ。

最近の健康志向で、スポーツタイプの自転車が注目を集め、通勤を自転車に切り替えたり、週末にツーリングを楽しんだりする人は多い。だが、沖縄県青年海外協力協会員に自転車愛好家が多かったからこの企画が発案されたわけではなく、「思いつきのイベントだった」と、同会の佐藤豊さんは話す。

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沖縄県庁出発時の様子

それぞれが大洋州の民族衣装や、美術隊員としてサモアで活動した帰国隊員がデザインしたTシャツを着用し、80キロの区間を五つに分け、体力に自信がある参加者は全区間を、自信がない参加者は他の参加者と交替しながら走った。

沿道では声援を送ってくれる人や、見なれない民族衣装に見入る人がいたという。途中、青年海外協力隊事業もアピールしながら、8時間をかけて全員が無事に島サミットの開催予定地の名護市の万国津梁館を通過しながら、ゴールの名護市役所まで走り切った。

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サミット会場となる万国津簗館前で

沖縄県OV会はこれまでに、ハイチ大地震への募金活動や、帰国隊員支援として昨年7月にシンポジウム「協力隊島人(しまんちゅ)隊員が創る未来の沖縄」を開催した経験がある。このほかにも、東日本大震災支援として、隊員が派遣国で買ってきた民芸品などをフリーマーケットで販売し、その売り上げを原資にして被災地の物品を購入して販売する「循環型フリーマーケット」開催など、協力隊経験を地域に役立てさまざまな活動をしてきたが、「自転車キャラバン」はこれまでにない企画となった。

「黙々と自転車を漕ぎ、次の目的地を目指すだけだったが、走り終えた後の楽しさと達成感はとても大きく、『参加してよかった』『またやりたいね』と参加者全員が話していた。道中で出会った多くの人たちが島サミットに興味を持ってくれたらと思う」。佐藤さんの言葉からは、ゴールにたどり着いたうれしさがにじみ出る。青年海外協力隊として派遣された国々をアピールするのも、帰国隊員だからできる仕事といえるだろう。

また、島サミットの関連会議と本会議にも、ボランティアとして、現地の言葉を話せる帰国隊員が通訳や来賓のアテンドを務める予定だ。

関連リンク

沖縄県OV会
https://sites.google.com/site/okinawajocaov/

 

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