大阪市此花区との連携授業「グローバル講座」(2014年6月実施)

協力隊OBの西原昇氏(平成9年度1次隊・ジンバブエ・映像)が区長を務める大阪市此花区と連携を図り、近畿支部は、区内の学校でグローバル講座を実施しています。昨年度はモデル校の中学校1校のみでの実施でしたが、今年度は国際理解教育に積極的な区内2つの小学校で講座を開催しました。

譲り合い、助け合いの心で世界平和を~春日出小学校 低学年児童(2014年6月7日実施) 

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生活に必要なものを選ぶ児童

春日出小学校は、2013年に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に関連する「アフリカ理解キャンペーン」で授業を行った小学校です。この日は土曜参観日。体育館の後ろで保護者の方々が見守る中、「世界を知ろう、ちがいを知ろう」をテーマに、ベナン青少年活動隊員OGの赤嶺結衣職員が、ゲームを取り入れた講座を1~3年生児童を対象に行いました。

反響が大きかったのは、各クラスを一つの国と想定して競い合う“ジャンケンゲーム”です。他のクラス(国)とジャンケンをして勝てば、ホワイトボードに張られた「生活に必要なモノ」を獲得できます。

最後の対戦では、他国が持つ全てのモノをもらえる「ラッキーカード」と称した爆弾カードを選んだ途端に、ドアをたたく効果音が鳴り、体育館の照明が突然消えて真っ暗に。これは、校長先生と区役所職員の協力による演出でしたが、児童たちからは、怖かったと声と共に、「戦争はモノを奪ったりする」「モノの取り合いはいけないと思った」といった感想が寄せられました。協力し合い、助け合うことの大切さを感じとってもらえたらうれしいですね。

いのちを “いただきます”~春日出小学校 高学年児童(6月7日実施) 

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いのちと食べものの大切さを説く丹羽職員

続いて後半は、4~6年生児童を対象に、マラウイ野菜隊員OBの丹羽克介職員が日本とマラウイの食文化の違いと、村の家畜であり、食料でもあるブタの“ピーちゃん”のエピソードを通して、いのちの大切さについての講座を行いました。

西原区長から、日本は大量に食料を破棄しているだけでなく、その処理に2兆円も費やされている現実の話も紹介され、児童たちは、「私たちはたくさんのいのちをもらって生きているんだ」「食べものを残すことはいただいた命を裏切ることなんだな」との感想があり、趣旨が伝わったようでした。近頃給食に不満を漏らす児童がいると聞いていますが、講座の効果はさていかに・・・。

トンガ隊員とのスカイプ中継~梅香小学校4年生(6月10日実施) 

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トンガからの映像に児童はくぎ付けです

此花区役所の取り組みで、昨年、青年海外協力隊員としてトンガに派遣される前に梅香小学校4年生の児童に授業を行った長岡由佳隊員(H25-2・珠算)。今回は、インターネット電話「スカイプ」で教室とトンガをつなぎ、授業をしてもらいました。長岡隊員は、西原区長がユニバーサル・スタジオ・ジャパンに勤めていたときの同僚です。

体格の良いトンガ人スタッフと共にスクリーンに映る長岡隊員と会話できたことに児童はみんな興奮気味でした。長岡隊員の準備のおかげで、現地語での挨拶から面白トンガ語クイズや、トンガでの活動を紹介する自作動画などが紹介され、非常に内容の濃い45分間となりました。遠い外国であるトンガをより近くに感じ、もっと知りたいと思う気持ちが沸き立つきっかけとなればいいですね。

引き続き近畿支部では、自治体と学校と協働でグローバル講座を展開していきます。これらの授業により、児童たちが将来協力隊に参加するきっかけにもつながることを期待します。

 

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