宮城県岩沼市で第6回定時社員総会・平成29年度評議員会を開催(2017年6月30日掲載)

2017年6月17日~ 18日、宮城県岩沼市で第6回定時社員総会および平成29年度評議員会を開催しました。

第6回定時社員総会終了後に全員で記念撮影

 評議員会(6月17日)を東日本大震災で甚大な津波の被害を受けた宮城県岩沼市沿岸地域で開催

障がい者地域活動センター「やすらぎの里」を訪問する評議員たち

障がい者地域就労支援センター「ひまわりホーム」で説明を受ける評議員たち

沿岸地域の再利用として
JOCAが取り組むヒツジ牧場

全長約26kmにもおよぶ
海岸堤防に登る評議員

岩沼視察ツアー

評議員会に先立ち、希望者を対象に岩沼視察ツアーを実施。被災された方々の集団移転先や、JOCAが指定管理運営する「やすらぎの里」などの障がい者支援施設の見学、さらには震災後住宅建設が認められていない沿岸部の再活用のためにJOCAが取り組んでいるヒツジ牧場なども見ていただきました。
 

 


評議員会

評議員会は沿岸部に大きなテントを設営して開催。砂地に机とイスを配置し、ヒツジの鳴き声と、すぐ横の道路を通る復興作業用の大型トラックの行き交う音の中、評議員、役職員合わせて約100名による、なんとも協力隊らしい野外での会議となりました。

 

第6回定時社員総会(6月18日)於:グリーンピア岩沼


挨拶をする冨永純正・JOCA会長

 一方、6月18日の定時社員総会は市内のホテルで行ない、正会員の方々も遠方から多数参加される中、冨永純正会長の挨拶から始まり、平成28年度事業報告および計算書類、29年度の事業計画および収支予算などが報告、承認されました。また、今回の議案には、本部事務所の移転に関する定款の一部変更の件があり、評議員や会員の皆さまからの質問に対して役員らが真摯に回答したのち承認されました。

岩沼市の沿岸部で懇親会
JOCAの新たな歩みに各方面からエール


雄谷良成・JOCA理事長

17日の評議員会終了後、同会場で懇親会を行ないました。開会にあたり雄谷良成理事長は「ここ岩沼市は、被災した方々が仮設住宅に移るとき、地域ごとに、人の関係を大切にした形で移住を行なったことで、いち早く集団移転が実現し、新しいまちづくりができました。私たちはそれを目の当たりにして、人と人とのつながりが本当の意味での日本の国土強靭化だろうと感じました。その視点に立ち、我々協力隊経験者5万人が国際協力で得た知見を基に、もう一度大きな力として、日本が直面しているさまざまな課題に主体的に関わっていきたいと思っています」と力強く宣言しました。


増島稔・外務省国際協力局審議官

来賓として山本幸三・地方創生担当大臣のご挨拶が代読された後、増島稔・外務省国際協力局審議官が挨拶に立ち「協力隊の皆さまとお話をしていますと、人間の温かさを感じます。その総合的な人間力が途上国で高く評価をされ、それがいわゆる草の根外交官として現地の人々に愛される要因だと思います。さらに皆さまは帰国後も日本各地で、海外で、いろいろな分野でボランティア活動の社会還元に勤められています。
JICAボランティアの心がけ、現地の人と一緒に生活をして一緒に働く。この基本姿勢は地方創生の現場においては一番重要なことだと思っています。世界各地の草の根の現場で隊員の皆さま、そして日本各地の現場で隊員OBOGの皆さまが、今後一層活躍していただきますよう、外務省としてもご支援申し上げていきたいと思います」と話されました。


越川和彦・JICA副理事長

 

続いてJICAの越川和彦副理事長は「今日は千年希望の丘や、スマイルサポートセンター、やすらぎの里、ひまわりホーム、玉浦西地区等でJOCAの活動を拝見させていただきました。被災地を訪問するのは5年半ぶり。この間の想像を絶する復興、コミュニティの立ち上がりに非常に強い印象を受け、特に被災された皆様の力、それに寄り添って支えるJOCAの皆さまの力を感じました。
このような未曾有の大規模な災害、そこからの復興は、どこにも手本はございません。異国に一人で飛び込んで、その国の人々に正面から取り組んでこられた青年海外協力隊の経験者のJOCAの皆さまが、東北に集って、協力隊で得た経験を活かして奮闘されている姿を拝見しました。これは協力隊経験の社会還元のストレートな表現であると感じ、JICAの副理事長として大変誇らしく思いました。
協力隊事業にとって何より大切なことは、昔も今も未来も、地域に根差した人と人の直接のつながりだと信じております。協力隊事業の新たな半世紀をJOCAの皆さまと共に築かせていただければとJICAとして考えております」と、当協会への大きな期待を述べられました。


菊池啓夫・岩沼市長

続いて、岩沼市の菊地啓夫市長は「仮設住宅で、最後まで希望を失わず、一人も自殺者を出さずに集団移転、自立できたのはJOCAの皆さまの献身的な声掛けがあったからであり、心から感謝しております。岩沼は復興から8,9割くらい自立しています。これから大事なのは心の復興でございます。いまこうしてヒツジ牧場を作っていただき、ヒツジと共に地元の人たちが生きがいづくりをしています。我々はこの震災の経験を伝えながら、前に進んでいきますので、これからもご支援をいただきたいと思います」と、これまでの当協会の活動に感謝の言葉を述べられました。


陶山清孝・鳥取県南部町長

鳥取県南部町から駆け付けた陶山清孝町長は「今回、東京で総会があるということで、南部町に派遣いただいている亀山、小椋の2名が一生懸命やっていること、家族の皆さんが和気あいあいと一生懸命地域に溶け込んで、南部町の活力になっていることを、一言お礼申し上げたいという思いでやってまいりました。それを、開催地が岩沼に変わったからといって行かないわけにはならない、という一心で参ったわけでございます。岩沼市の千年希望の丘には、実は南部町の2つの小学校の子どもたちが里親になって育てた木が、この地に帰っております。私もこの地に立って、木々の成長を実感し、岩沼の地がしっかりと復興していることを子どもたちにも伝えたいと思います」と話されました。

懇親会には玉浦西地区の住民や同まちづくり協議会役員含むイベント協力者も招待しており、普段、岩沼市内で働く職員が中心となって準備したバーベキューの美味しいお肉をほおばりながら、全国から集まった評議員たちは野外での懇親会を楽しみました。

 

玉浦西まちづくり協議会副会長
小林喜美雄氏による乾杯

バーベキューを楽しむ参加者

夕日をバックに進行された懇親会

 

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