先輩隊員の思いを継ぎ、事業発展を誓う「青年海外協力隊の日」(2016年4月20日開催)

慰霊碑写真
挨拶を述べる冨永JOCA会長(中奥)

 

51年前の1965年4月20日、青年海外協力隊の前身である「日本青年海外協力隊」が発足しました。「青年海外協力隊の日」として知られるこの日に、志半ばにして逝去された先輩隊員たちの思いを継ぎ、今後の事業への発展を願いつつ、当協会は青年海外協力隊施設が置かれていた広尾において、物故隊員慰霊碑への献花と献杯を行ないました。

挨拶に立った当協会の冨永純正会長は、今年度より新たに地方創生事業を開始することを紹介。「新しい事業は必ずや青年海外協力隊事業の発展につながることと確信し、各地のOB会と共に取り組んでいきたい」と抱負を述べると共に、「先輩諸氏の篤い気持ちにより建てられたこの慰霊碑を維持管理することは、わが協会の責務だ」と話しました。

慰霊碑
「友よやすらかに」慰霊碑

日本青年海外協力隊OB会(のちの青年海外協力協会)は、任期中に亡くなった仲間の死を悼み、乗り越え、団結しようと、1982年、全国の隊員仲間に呼びかけた募金で旧広尾訓練所の中庭に慰霊碑を建立、11月23日には関係者200人を招き、除幕式を執り行ないました。碑のデザインは、公募で選ばれた桐山芳和OB(昭和48年度2次隊・エチオピア・建築設計)の作品です。

同年12月には当時の皇太子同妃両殿下に、1999年には広尾に行幸啓された天皇皇后両陛下にご供花いただきました。

1968年から1996年まで30年近く、青年海外協力隊事務局と広尾訓練所がこの地に置かれていました。2005年を最後に協力隊の派遣前訓練業務が駒ヶ根、二本松訓練所に移管され、建物は青年海外協力隊等のボランティア事業を含む国際協力への市民参加の拠点、JICA広尾センター(地球ひろば)として使われました。

行政刷新会議の事業仕分けの結果、2012年9月には土地と建物が国庫に返納され、慰霊碑が建つ区画のみがJICAの所有地として分割して残されました。

慰霊碑写真
慰霊碑の右手奥には「青年海外協力隊」の碑が設置されている

今年1月、旧JICA広尾センターの土地建物は、隣接する聖心女子大学の所有となりました。この日は同学の西村直章事務局長も参列、献花され、「この施設を通じてJICAで培われた国際協力、国際貢献を、今後大学として引き継いでいきたいと考えている。また、約50名の卒業生が青年海外協力隊に参加し、事業とのかかわりも深いことから、慰霊碑の維持、管理にも協力していきたい」と挨拶されました。

慰霊碑写真
慰霊碑前に置かれた、隊員が派遣各国から持ち帰った石

当時、日本青年海外協力隊OB会長として慰霊碑建立にかかわった当協会の保阪努常務理事は、献杯の挨拶で、「この機会にもう一度慰霊碑の由来に触れ、これからも先輩隊員たちの思いを引き継ぐ形で維持していってほしい」と思いを述べました。

そのころ全国の帰国隊員数は約3,000人に達していましたが、帰国後の支援体制が十分でなかったため、苦労をする人もいました。そこで、帰国隊員の進路支援強化を図るための組織を立ち上げようと、慰霊碑建立の翌年、全国OB会は外務省の認可を得て社団法人青年海外協力協会を発足させました。この碑はOB会の強い絆を生み出すきっかけでもあったのです。

その後現在まで、当協会職員が慰霊碑の清掃、献花を続けてきました。毎年1月には過去1年間に亡くなった現役隊員、帰国隊員の名前を芳名帳に納め、全国OB会や国別OB会の代表と共に集い、献花しています。

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慰霊碑「友よやすらかに」 

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