青年海外協力隊事業のさらなる発展を祈念し、「協力隊事業発足50周年を祝う会」を開催(2015年6月20日開催)

青年海外協力隊事業は、今年4月に発足50周年を迎えました。初年度は4か国にわずか40名の派遣で始まったこの事業も今や71か国に約1,900人を派遣するまでの規模となり、隊員数累計は4万人を超えます(注)。当協会は協力隊経験者が中心となり組織する団体として、事業を支えてくださった関係者に感謝し、さらなる事業の発展を共に願う場として、「青年海外協力隊事業発足50周年を祝う会」を2015年6月20日に開催しました。

注:国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局発表、2015年5月31日時点の数。

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挨拶に立つ金子会長(会場となった国立オリンピック記念青少年総合センターで)

開会の挨拶に立った金子洋三会長(当時)※は、「1965 年にスタートした協力隊事業は我が国の国際協力の主要な柱の一つとなるとともに、我が国と派遣各国との間の相互理解、友好親善の増進にも寄与してきた。6月初旬に来日したベニグノ・アキノ三世フィリピン大統領を迎えられた宮中晩さん会では、天皇陛下が歓迎スピーチの中で、『事業発足初年度から今日まで派遣された1,600名の青年海外協力隊員が両国間の友好親善に果たした役割』について述べられたように、今や協力隊事業は我が国の重要な外交的資産と言ってもよいのかもしれない。一部にはNGO等の出現によって協力隊の役割は終わったのではないかとの意見が挙がったこともあったが、JOCAはこういった意見にも真摯に向き合い、東日本大震災の復興支援活動や、アフリカからのボランティアとの協働など、常に世界的な視野の中で考える協力隊員としての経験を生かした取り組みを展開し、大きな手応えを感じている。50周年を迎え、日本の外交資産から世界の共有資産である『国際公共財』としての協力隊になると信じている」とスピーチ。途中、翌日に行なわれる定時社員総会の終了をもって退任することを発表し、10年余の在任期間中の支援への謝意と、今後の事業発展への祈念を述べました。

※6月21日をもって、会長を退任し、顧問となりました。
挨拶全文はこちらから

この日は、青年海外協力隊事業を支援してくださる、山口那津男参議院議員、浜田和幸参議院議員など来賓の方々から激励をいただきました。外務省国際協力局の石兼公博局長は、前日6月19日の参議院「政府開発援助等に関する特別委員会」で、「青年海外協力隊事業を始めとするJICAボランティア事業の積極的活用を含め、開発協力の担い手の裾野を拡大すべき」という決議がなされたことを紹介されました。

当日は外務省や青年海外協力隊事業を運営する国際協力機構(JICA)や関連機関、33か国の在京大使館関係者のほか、協力隊経験者など約550人の参加がありました。会場では、同期隊員や派遣国同士の集まりや、協力隊員が派遣国の大使や大使館関係者を囲み、懇談する姿があちこちに見られました。「わが国と日本の関係が良好なのは、協力隊員の活躍があるから」とコメントする大使館関係者が多く、協力隊事業が日本の外交資産であるという言葉を裏付ける形となりました。

保阪常務理事
今後の目標を呼びかける保阪理事

最後に初代会長の保阪努常務理事が登壇し、「協力隊事業がここまで続いたその裏には、多くの皆様の理解、支援があったからこそ。なぜ我々が途上国に行かねばならないのか。今こうしている時も、途上国で苦しんでいる人たちは、夢と希望を見たいと思っているはずだ。協力隊員がそういった人々のために明日を拓くのが、若い力の目標だ。これからは若者だけでなく、老壮青が力を合わせ、よりよい協力隊をつくりましょう」と述べ、会を締めくくりました。

なお、JICA青年海外協力隊事務局が主催する50周年記念式典は11月17日の開催が決まっており、帰国隊員及び関係者に招待状が発送される予定です。

 

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