ヨルダン事務所

画像:ヨルダン国旗

第4回 (2006年5月)
JICAヨルダン事務所 ボランティア調整員
臼井 嘉一 (H9-2・モルディブ・野菜)


今までの経験と自分の関心事を生かせる場

写真:臼井さん

 

学生の頃はアジアをバックパックを背負って旅したり、ボルネオ島の山の中で生活したりしていました。その後、青年海外協力隊の野菜隊員としてモルディブで2年間活動し、帰国後はJOCA職員として、JICAのボランティア事業の国内業務に携わっていました。その間、出張でラオス、インドを訪れたり、アルジェリア地震発生時には国際緊急援助隊(JDR)に参加するなど多くの経験を積むことが出来ました。一方、週末はもっぱら里山保全を進めるNGOで山仕事をして過ごすなど、公私ともにボランティア活動に携わってきたといえます。

ボランティア調整員になろうと思った理由は、やはり隊員時代いろいろな方にお世話になりましたので、これから参加するボランティアの方々をサポートすることで、その恩を返していきたいという気持ちからです。

ヨルダン事務所での仕事

JICAヨルダン事務所は、現在、イラク支援、パレスチナ支援なども行っているため、日本人スタッフ16名、ナショナルスタッフ約20名という大所帯の事務所です。そのうち4名いるボランティア調整員は、基本的にセクター(協力分野:職業訓練、環境、教育等)ごとの担当となっていますが、同時にスキーム(青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、技術協力プロジェクト、無償資金協力等)ごとにも分かれています。私自身は、水、環境、職業訓練、就業機会拡充といったセクターを担当し、スキーム別では主にシニア海外ボランティア(SV)を担当しています。一緒に仕事をするナショナルスタッフは業務によって担当が違うので、複数の方と関わることとなります。  主な業務内容は、セクターを担当する関係者全員による協力プログラムの策定から始まり、案件の形成、協力プログラムの進捗管理というマクロ的な業務と、ボランティアへの対応、配属先との調整、安全対策、ボランティア連絡所の管理などミクロ的な業務まで多岐に渡ります。ヨルダン事務所は規模が大きいので総務関係は別のセクションでなされていますが、事務所内のネットワークやコンピュータ関係の業務も行っています。

ある1日の仕事

8時過ぎに事務所に来て、メール、回覧文書(決裁・公電・経理書類)等のチェック。9時に事務所を出発し、近郊のボランティア配属先訪問。13時過ぎに事務所に戻って昼休み。14時30分に仕事に戻りボランティアの活動報告会の準備(関係者が集まり、プレゼン形式で実施)、15時からボランティアの中間報告会に参加。その後、報告会に集まったボランティアから順番に話を聞いていく。またデスクに戻り、事務処理(決裁・公電起案、メール対応、報告書チェック等)を片付け(ほとんど終わりませんが)22時帰宅。

水と緑のありがたさ

写真:緑が広がるヨルダンの風景

緑が広がるヨルダンの風景

ヨルダンは周りをイラク、シリア、イスラエル、エジプト、サウジアラビアに囲まれている緩衝地帯です。同時爆破テロもありましたが、一般的に治安は良く、首都アンマンにおいては医療レベルも比較的高いうえ、インフラも整っているので、全体的には生活しやすいと感じています。

またご存知のとおりここは砂漠地帯であるため、水道管に水が流れてくるのは週1回。それを屋上のタンクに貯めて1週間かけて使うのですが、「なぜヨルダンの人はしょっちゅう洗車をしているのか」、私には本当に不思議でなりません。

そんなこの国でも、2月から4月にかけて辺り一面が緑に変わり花々が咲きほこります(完全な砂漠は駄目ですが)。着任したばかりはそれがわかりませんでしたが、1年経過してみると緑の景色が本当にありがたく、地元ヨルダン人も、この時期は本当に最高だそうです。

 

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