映画『クロスロード - Crossroads』製作発表(2015年1月26日開催)

青年海外協力隊を題材とした映画『クロスロード- Crossroads』の製作が決定し、2015年1月26日、クランクイン前の製作発表記者会見が行なわれました。

本作は、海外に目を向け挑戦しようとする熱き心を持ち、青年海外協力隊に参加し、東日本大震災の復興支援に携わる若者たちが、人と人の絆を大切にしようと奮闘する青春物語です。会見には『マリリンに逢いたい』『秋桜』のすずきじゅんいち監督、そして本作が映画初主演となるEXILEの黒木啓司さん、共演者の渡辺大さん、フィリピンの“世界一有名なコスプレイヤー”として人気がある、アローディアさんが出席しました。

記者会見
(左より、すずきじゅんいち監督、渡辺大さん、黒木啓司さん、アローディアさん/東京・青山ダイヤモンドホールにて)

黒木啓司さん
主人公の沢田を演じる黒木啓司さん

ボランティア活動に懐疑心を懐きながらも、熱きハートを持ち揺れ動く、青年海外協力隊員、沢田樹(いつき)を演じる黒木啓司さんは、「映画は初めてなので、気合いを入れてやりたいと思います。また実際に青年海外協力隊に参加された監督にお話をうかがい、役に生かせたらと思います」と挨拶しました。

ボランティア精神の塊で理念が先に出てしまう羽村和也を演じる渡辺大さんは自身の役柄について、「ボランティア精神より理念が先に出てしまい、答えが見つけられていない青年です。一生懸命悩みながら、いい作品にしたいと思います」と意気込みを語りました。

沢田が赴任先のフィリピン・マニラで“ボランティアとは何か”と自問自答をするきっかけを作ったフィリピン人女性、アンジェラ役を演じるアローディアさんは、「初めての日本映画なので、すごく楽しみです。青年海外協力隊とフィリピンのことを多くの人に知ってもらいたいと思います」撮影を心待ちにしている様子でした。

今回、久しぶりに劇映画を撮影するすずき監督も、「ここ10年近くドキュメンタリー映画を撮影していたので、劇映画は久しぶりです。皆さんに楽しんでもらえる作品にしたいと思います」と話しました。

渡辺さん
羽村役を演じる、渡辺大さん

会見に参加できなかった、野村志穂役を演じるTAOさんからは、「台本を読んで、すぐにやりたい、と思いました。人を助けたい、ボランティア活動をしてみたいという気持ちは多くの人が持ったことがある感情だと思います。しかし、なかなか行動に移せなかったり、自分がやってあげたいと思うことと相手が求めているものとに差があったりと、うまくいかないことも多いと思います。私自身、東北の大震災の際に、初めて自分で発起してチャリティ活動をしたときに、その難しさに何度も頭を抱え、挫折しそうになりました。そういった中、実際に海外に渡ってまでそれを実行している若者たちがいる。小さくても地味でも着実に現地の人たちの役に立っている、そんな青年海外協力隊の活動を、映画をきっかけにもっと多くの人に知ってもらえたらうれしい。初めての日本映画出演になるので、特別な作品になると思います」とのメッセージが寄せられました。

 

アローディアさん
アンジェラ役のアローディアさん 

質疑応答の中で、黒木さんは映画デビューと初主演の心境について「緊張感がありますね。この作品が今までと違い等身大でできる役で、自分と役柄のまっすぐな部分が似ていると思いました。しっかりそれをぶつけていきたい。EXILEで行なった震災のボランティア活動を通して感じたものを役に生かしたいです」と述べました。

「東日本大震災から4年がたつが、ボランティアやチャリティに対する意識はどのようなものか」という質問には、「EXILEの活動で(物語の舞台になっている)岩手県大槌町にも行き、僕らは日本を元気にという気持ちでやらせていただいた。人の笑顔を見ると、みんなが元気になる。お金だけじゃなく、いろんなものを含めて人が元気になればいいという気持ちでやっていくのがいいのではないか。自分も、少しでも人の役に立てたら、という気持ちでやってきました」と答えました。

一方、渡辺さんは脚本を読んだ感想を「役の中でも英語のセリフが多いので、英語と日本語をナチュラルに切り替えて演じたい。今回、羽村と同じで初めてのフィリピンでいろんなことを感じて学びます。それは自分も今回同じだと思うので、そういう気持ちを大事にしたいと思います」と語りました。

アローディアさんは、「フィリピンは日本の青年海外協力隊と人材育成や地域社会づくりを進めています。そのことを描いた作品に出演できることがうれしいです。日本の方はとても優しいので、日本の精神を学びながら、一生懸命取り組みたいと思います」と抱負を述べました。

監督
すずきじゅんいち監督

映画の見どころであるフィリピンロケについて、すずき監督は「世界遺産になっている棚田から撮影がスタートします。フィリピンの人でもなかなか行かないような場所なのでぜひ見ていただきたいです」と語り、「青年海外協力隊は真面目だけではなく、自然体な人が多いということを皆さんに分かってほしいと思います。近年では、海外に行こうという人が少なくなっています。そんな中、協力隊には、途上国のために頑張りたいという気持ちを持ちながら、面白いから行きたいという根本的な気持ちの人が多い。また、協力隊員は、途上国に行って、現地の人に協力をしてもらい、活動している。それが協力隊の良さ。途上国の人々が日本の若者を教育してくれ、日本に豊かな若者が増えていく。真面目だとか、いいことをしている、というのだけが協力隊ではないということを、OBとして付け加えたい」と、青年海外協力隊経験者としての思いを述べました。

そして、キャストのやり取りを見ながら、「黒木さんに限らず、皆さん、真面目で好感がもてますね。映画にぴったりだと思います。どうやって役柄に近づけるかではなく、俳優の良さと素晴らしさをどう出していくか、それに役どころを合わせて変更していくということも大切だと思っています。だから、今まで誰も知らない黒木さんをはじめ役者さんの素晴らしさを出したいと思いました」と、会見を括りました。 

映画『クロスロード』の撮影は、4月よりフィリピンにて開始し、日本では岩手県などで撮影を予定。公開は11月を予定しています。

写真
会見場には約40社のメディアが集まり、作品への関心の高さがうかがわれました

映画『クロスロード - Crossroads』

[ストーリー]
カメラマン助手になったものの、目標の見えない日々を過ごしていた沢田(黒木啓司)は、自分を変えようと青年海外協力隊に飛び込む。だが、訓練所でもボランティア精神を地で行く羽村(渡辺大)と対立したり、規則を破ったりと、何かと問題を起こしてしまう。
彼らの仲を取り持つ助産師隊員の野村志穂(TAO)と共に、フィリピンに派遣される二人。沢田は観光省での仕事に不満を抱くが、羽村は失敗しながらも田舎の村でドジョウの養殖を順調に進めていく。そんな優等生タイプの羽村を沢田が好きになれないのは、反発していた亡き父の面影を見るからだった。ある日、野心的な写真を撮ろうとバギオの街を訪れた沢田は、少年ノエルと姉のアンジェラ(アローディア)と出会い、この国の現状に胸を痛めるが、無力感のうちに帰国する。それから8年、協力隊での体験は二人をどう変えたのか?  震災後の東北での久しぶりの再会に思わぬ答えが待っていた――。

映画ポスター
©2015「クロスロード」製作委員会

 

出演: 黒木啓司〈EXILE〉 渡辺大 TAO 長塚京三
アローディア 飯伏幸太〈DDTプロレス/新日本プロレス〉 山本未來
榊原るみ 加藤雅也(友情出演)

主題歌:中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」 《ヤマハミュージックコミュニケーションズ》

【監督】すずきじゅんいち
【脚本監修・脚本】福間正浩
【脚本】佐藤あい子
【エグゼクティブ・プロデューサー】吉岡逸夫
【プロデュース】香月秀之
【プロデューサー】櫻井一葉
【製作プロダクション・配給】フレッシュハーツ
【後援】国際協力機構(JICA)
【宣伝】東映エージエンシー
【製作】「クロスロード」製作委員会(青年海外協力協会/フレッシュハーツ)

 

記事・写真の無断転載を禁じます。

映画『クロスロード-Crossroads』公式サイトはこちらから

記者会見動画(youtube)

エグゼクティブ・プロデューサーによる「映画クロスロード 製作日誌」はこちらから

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