森下 理奈(カンボジア/小学校教諭)

写真:森下さんの活動

鍵盤ハーモニカの初授業をした日。初めての♪ドレミに指を震わせながら一つずつ弾いている男子学生、必死で吹いて「口が痛いよー!」と、それでも嬉しそうな女子学生。授業後に学習したメロディーを口ずさんでいる学生等々。

楽器もなく、楽譜の文化をもたないカンボジアに鍵盤を導入することの是非、※モノを簡単に送ることの是非等、ずっと悩み続けてきた。でも、新しい楽しみを見つけた彼らの笑顔を見ていると、「可能性の提示」でもいいのでは、と思えてきた。

※写真中の鍵盤ハーモニカは、森下隊員のご両親と広島県青年海外協力隊OB会の支援で日本から送られたものです。

報告書を書いている夜、遠くから鍵盤のような音が聞こえてきました。えっ、と思い外に出て耳を澄ませました。学生が好んで弾く、カンボジアの曲です。

写真:森下さんの活動

確かに鍵盤ハーモニカでした。どんな気持ちで弾いているんだろう、家族はどんな表情で聴いているんだろう…。
町中に鍵盤の音がひろがっていることが、本当にうれしかった。

 

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