青年海外協力隊応募促進支援キャンペーン・全国キャラバン隊事業(2008~2009年実施)

全国すべての1849自治体を訪問~連携強化を図り青年海外協力隊の効果的な広報・啓発につなぎたい 

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鹿児島県庁での出発式

青年海外協力隊の応募者を増やすためには、各地域の自治体や教育機関、民間団体等との連携が不可欠であることから、当協会は2008(平成20)年3月より全国キャラバンを展開。地域における効果的な広報・啓発方法を模索するため、草の根レベルで各地を巡回しました。

地球色にペイントされたキャラバンカーには、総勢130名の スタッフのほか、各地に在住する1,004名の帰国隊員が乗り込み、協力隊事業について、国民的な支援の輪の構築を目指しました。

事業概要

当協会は、青年海外協力隊経験者集団として、協力隊をはじめとする JICAボランティア事業の側面支援を行なっています。2008(平成20)年3月に開始した「全国キャラバン隊事業」では、協力隊応募促進と、事業へのさらなる理解を求める活動として、北海道、東北、関東・甲信越、東海・北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の全国9ブロックを巡回。1,802の全市区町村、1,229の関係機関・団体を訪問し、2009(平成21)年9月をもって約1年半にわたる活動を終了しました。

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長野県庁に村井知事を表敬。県庁前で出発式

活動では地域ブロック毎に記念イベントを開催して活動を発表し、自治体をはじめとする関係機関、一般参加者、協力隊OB・OGが集い、交流会も開催しました。イベントには総計で1,833名が参加。協力隊事業の理解につなげることができたと考えています。

都道府県庁への表敬訪問では、4割の県とほぼ全ての市区町村で、自治体首長に対応をいただきました。

このキャラバン活動は、OB会をはじめとする 全国の協力隊OB・OGの協力の下、実施しました。開発途上国での協力隊の経験を踏まえ、さまざまな形で日本の地域社会で活躍する多くの帰国隊員に直に接し、まさに帰国隊員が日本の地域社会で果たし得る役割のさらなる可能性を感じた活動でした。

実績表

1,849 の自治体への働きかけ

  • 青年海外協力隊の広報協力
  • 自治体職員の派遣条例制定の依頼
  • 地域づくりへの帰国隊員の活用をアピール

429 の教育機関での成果

  • 協力隊経験を伝える「出前講座」の開催
  • 大学等における協力隊募集説明会の開催
  • 教育委員会や校長会でのアピール

305 のマスコミで紹介

  • 新聞、ローカルテレビの取材
  • 地方放送局、ケーブルテレビのニュース出演
  • FM ラジオ番組への出演

495 の企業・商工会等への訪問

  • 派遣中の所属先給与補填制度の説明
  • 現職参加への理解
  • 会報への広報記事掲載
     

■ 事業総括

  • 全国を踏破するキャラバンを通じて、各地で活躍する多くの帰国隊員に出会うことができました。改めて、帰国隊員の機動力やバイタリティの凄さを実感するとともに、全国各地で多くの帰国隊員たちが地域の活性化のために尽力していることが確認でき、国内における協力隊体験者としての可能性の大きさを実感しました。
  • 一方、自治体訪問を通じて地域社会が抱える多くの課題に触れ、多様な文化、価値観に触れてきた帰国隊員が、このようなさまざまな地域社会の課題解決に寄与できる可能性があることを実感するとともに、帰国後の大きな役割でもあると感じました。
  • 現在の日本社会の課題解決には途上国でさまざまな経験をした帰国隊員の人間力が求められています。「人間力」とは協力隊経験によって育まれる、「生きる力」であり、問題を解決し道を切り開いていく力、価値観や生き方の多様性を認める力、自分で考え判断する力、命の重みや食の重要性などを理解できる力であり、現在の日本に最も必要とされている力です。
  • 今回の事業は一過性で終わるのではなく、むしろこれから何をするかが問われています。人間力溢れる帰国隊員の熱意と可能性をつなぐため、当協会は、今後もキャラバン事業のフォローアップを継続して実施していきたいと考えています。

 ※自治体数は、実施当時の数。

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