JOCA設立25周年記念イベント「21世紀の市民社会を拓くボランティア~はばたけ青年海外協力隊~」

写真:JOCA設立25周年記念イベント

写真:司会の大橋都希子さん (平成6年度2次隊 ホンジュラス 放送)

司会の大橋都希子さん
(平成6年度2次隊 ホンジュラス 放送)

当協会25周年記念イベント「「21世紀の市民社会を拓くボランティア~はばたけ青年海外協力隊~」を2009年10月3日17時半より、日比谷公会堂で開催。第1部は式典と記念講演、第2部は当会の25周年関連事業の発表の場としました。

第1部式典では、当協会の金子洋三会長の開会あいさつに始まり、協力隊派遣国の大使館を代表して、ガボン共和国大使館ジャン・クリスチャン・オバム大使、外務省からは武正公一副大臣、国際協力機構(JICA)からは大島賢三副理事長、そして、自治体代表として兵庫県加西市の中川暢三市長よりご祝辞をいただきました。それぞれ協力隊事業の意義や歴史、そして帰国隊員への期待が大いに感じられ元気づけられるご祝辞でした。最後に、鳩山由紀夫内閣総理大臣からの心温まる祝電をご披露させていただき式典を終了いたしました。

藤原正彦先生の記念講演

写真:藤原正彦先生の記念講演
藤原正彦先生の記念講演

記念講演では、数学者そして作家、現在はお茶の水女子大学名誉教授であり、ベストセラー「国家の品格」の著者である、藤原正彦先生より「日本のこれから 日本人のこころ」の演題で講演をいただきました。論理や理性では解決できないことが増えている昨今、日本人の美しい心や武士道精神が解決の糸口であるとの力強いお話に、大きな拍手が沸き、日本人とはどうあるべきかを考えさせられる貴重なご講演となりました。

大学との連携

写真:木村教授と中村教授木村教授と中村教授

第2部では、大学との連携による調査研究事業「海外ボランティア活動の有効性の検証」の報告として、東京大学大学院総合文化研究科の木村秀雄教授からは、国際協力における海外ボランティア活動の有効性の検証、大阪大学大学院人間科学研究科の中村安秀教授からは、日本社会の課題解決における海外ボランティア活動の有効性の検証がそれぞれ発表されました。

木村教授からは、受入国からは様々な面で高い評価を受けているが、要請と活動内容の齟齬、事業全体の目的がボランティア個人にあまり実感されていないなどの問題があるとの指摘がなされました。中村教授からは、国内の65パーセントの帰国隊員が何らかの地域活動を実施しているが、地域ごとのニーズの把握が不十分であるとの報告がなされました。

全国キャラバン

写真:九州キャラバン 桑山さん
九州キャラバン 桑山さん

また、2008(平成20)年3月から、全国のOB会及び帰国隊員との連携により実施した、JOCA青年海外協力隊応募促進支援キャンペーン「全国キャラバン隊」の報告が、九州キャラバンの桑山OB、甲信越キャラバンの雪(すすぎ)OG、関東キャラバンの大塚OBからなされました。桑山さんからは、キャラバンにより、自治体の方と率直な意見交換ができOB会の組織強化につながった。地元の鹿児島では、その後も募集期ごとに自治体訪問を継続して行っているとの報告でした。

写真:甲信越キャラバン 雪さんと関東キャラバン 大塚さん

甲信越キャラバン雪さんと関東キャラバン 大塚さん

また、雪さんからは、キャラバンにおいて地元のOBが同行した時はとても反応がよく、帰国隊員の存在そのものが協力隊のPRになることをあらためて実感した。また、各自治体からは、地域の課題に対して帰国隊員の経験をぜひ活かしてほしいとの要望も出されたとの報告がありました。大塚さんは、「まだまだ本当の意味での協力隊の理解は進んでいるとはいえない。帰国隊員が夢と情熱を持って新しいことにチャレンジしていくことを通じて協力隊事業をアピールすることが大切であると感じた」と、熱いメッセージを送りました。

 国内の経験を海外に、海外の経験を国内に

写真:第二部司会の高柳恭子さん (平成16年度1次隊ミクロネシア 環境教育) と大塚局長

第二部司会の高柳恭子さん(平成16年度1次隊ミクロネシア 環境教育)と大塚局長

最後のまとめとして、大塚事務局長より、現在の日本社会が抱える課題に対して、協力隊経験を活かして取り組んでいくことが求められている。帰国隊員が中心となり、若い人とともに地域社会の活性化に取り組み、その中で育った若い人が海外の現場で活躍する、国内の経験を海外に、海外の経験を国内に循環する事業展開、国内版協力隊事業を検討したいとの当協会の今後の目標を発表しました。

 懇親会

写真:ロビーに展示された全国キャラバン隊のパネル

ロビーに展示した全国キャラバン隊のパネル

その後、日比谷公園の噴水広場にて、懇親会が開催されました。乾杯のご発声は、当会のマラウイ農民自立支援プロジェクトで大変お世話になっております、在マラウイ共和国日本大使館の野呂大使にお願いいたしました。午前中までの雨がウソのように晴れ渡り、見事な中秋の名月が上空にかかる中、約300名の参加をいただき、なごやかな時間を過ごしました。

 

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