マラウイで「UNDOKAI」拡大中(平成28年度)

 

2016年9月~11月にかけて、マラウイで計4回の「UNDOKAI」
(日本式運動会)を開催しました。
昨年度に引き続き、現地の教員向けに指導者研修を実施しつつ、
多くの子どもたちにスポーツの楽しさを届けました。

 

実は「運動会」のようなイベントは、世界の国々を見渡すと決して一般的なものではなく、特に途上国ではこうしたイベントのない国が数多くあります。多くの途上国では、語学や算数/数学などの主要科目が優先されるがゆえに、体育や芸術などのいわゆる情操教育分野の指導はないがしろになっているのが現状です。

規律や協調性、フェアプレー精神を学ぶ

スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)事業は、2020年夏季オリンピック・パラリンピックを招致する際に、日本の国際公約として掲げられたもので、2020年までに世界の100カ国以上の国で1,000万人以上の人々へスポーツの悦びを伝えるプログラムです。

SFT事業の一環として、日本スポーツ振興センター(JSC)からの再委託を受け、JOCAがマラウイで「UNDOKAI」を開催するのは今年で3年目となります。1年目はマラウイとグアテマラの2カ国で「UNDOKAI」を開催、2年目からは対象国をマラウイの一か国に絞り開催するとともに、マラウイの人々が将来自分たちの手で「UNDOKAI」を開催できるよう、現地の教員を対象に指導者研修も行いました。

3年目となる今年度は、さらに多くの人々に「UNDOKAI」の魅力を伝えられるよう、首都リロングウェを含むマラウイ国内4カ所での「UNDOKAI」開催と併せて、引き続き指導者研修を実施。さらに今年度はマラウイ国内に限らず周辺国にも対象を拡大すべく、JICA青年海外協力隊事務局を通して近隣の国のJICA在外事務所に協力をお願いした結果、ザンビアで活動する協力隊員のカウンターパート2名が研修に参加してくれました。 

ところで、日本の運動会は子どもたちにとっては机に向かって勉強する日常とは異なる楽しい一日ですが、当日に向けて準備と指導を進める教員にとっては重要な指導の場でもあります。一糸乱れぬ入退場の行進やラジオ体操、たとえ最下位であっても最後まで全力で戦う姿勢、勝者だけでなく敗者にも惜しみなく拍手を送る応援態度などを通して、単にさまざまな種目を楽しむだけではなく、規律や協力・協調、フェアプレー精神などを学ぶ貴重な教育の機会であるのも、日本式の運動会の特徴のひとつです。

日本式からマラウイ流へ

日本とは環境が大きく異なるマラウイで、どこまで「日本式」にこだわるか、今回非常に悩んだポイントではありますが、本事業が開始してまだ3年。今後マラウイ国内で「UNDOKAI」がさらに浸透していくにあたって、マラウイの人々自身が時間をかけて「UNDOKAI」の意義を十分に咀嚼し、日本の「UNDOKAI」をベースに、是非マラウイ流の「UNDOKAI」を築き上げていって欲しいと切に願っています。

来年、さらに多くのマラウイの人々に「UNDOKAI」を伝えられるよう、新たに盛り込む企画を現在検討中です。

 

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