学校菜園で自立を目指す(2015年6月掲載)

給食を提供し児童の出席率を上げようと、2013年10月に始まったマラウイ・ムジンバ県における学校給食プロジェクト。事業終了後の自立運営を目指し、今年から学校菜園で主食のトウモロコシ(メイズ)と大豆の栽培を始めました。

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給食のポリッジを受け取る子ども

開始当初は、 JICA短期ボランティアの協力で毎日の給食提供のモニタリングや身体測定等への支援を行なっていました。2014年10月の短期ボランティアの帰国に併せ、現地雇用したムスク調整員が現地コミュニティの協力を促し、学校のある日はほとんど毎日給食を実施しています。

薪が足りない、調理ボランティアが揃わない等の理由で、 三つの大釜全部でポリッジを作れなかったり、倉庫に保管していた玄米粉やシマ粉がネズミの被害に遭ったりと、いろいろな問題に直面していますが、毎回きちんと並んで手洗いをし、うれしそうにポリッジを受け取る子どもたちの姿に励まされ、関係者みんなで協力して給食が継続されています。

 

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学校菜園で野菜づくりに励む小学4年生~8年生

 

学校菜園活動

プロジェクト終了後の自立を目指して、2014年 11月に学校菜園を始め、2015年1月から主食のメイズ(トウモロコシ)や大豆を栽培しています。菜園と農場の管理は農業経験豊かなムスク調整員が教師役となり、 4年生から8年生の生徒が栽培実習を兼ねて作業に参加しています。

菜園は30平米程と小さいですが、一部マラウイでは珍しいチンゲン菜を栽培したところ、人気が高く早々に売り切れ、早く次を栽培してほしいとの注文が来ています。

また、収穫・販売を生徒に手伝わせ、収穫した葉物野菜の単価と数量から販売額をその場で計算させ、販売の状況を生徒自身に知らせることで、やる気を引き出しています。 農場に関しては、残念ながら今年3月に雨が降らなかった影響で、メイズ、大豆共に生育が悪く、来年の種子用として確保する程度しか収穫が見込めない状況ですが、今年収穫までの一連の作業を経験することで、学校側の農場管理運営に関して、来年の実施がより安定化することが期待できます。

 

コミュニティとの連携

学校農場で収穫が予想されるメイズや大豆のみでは学校給食を実施するには収穫量が少ないため、各コミュニティに対しても、学校給食用のコミュニティ農場設置を働きかけ、約半数のコミュニティが栽培を開始してくれています。ただ、収穫は学校農場ほどには期待できない状況です。 今後も継続してコミュニティへ働きかけ、プロジェクト終了後には学校と地域コミュニティが協力して学校給食を支えていけるようになることを目指し、支援を続ける予定です。

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