学校給食プロジェクト開始~「ふるさと新生モデル事業」の収穫米を活用(2013年12月掲載)

2012年に岩手県遠野市で2.2ヘクタールの休耕田を田んぼに戻して収穫したコメ。これをマラウイの学校給食に活用する「マラウイ学校給食プロジェクト」を2013年10月より開始しました。

定期的な身体測定で効果を計る

写真
約10トンの玄米粉が学校の倉庫に運ばれた

当協会が2005年より「農民自立支援プロジェクト」を実施してきたマラウイを実施国に選定し、遠野市で収穫したコメを利用した学校給食を通じて生徒を支援する「玄米粉学校給食プロジェクト」を開始しました。

2013年7月に、約10トンの玄米粉が東京港を出港。モザンビークの港を経由して、10月7日に給食実施校であるムジンバ県のカゾンバ小学校(生徒数754名)に到着しました。

10月8日、マラウイ教育省、JICAマラウイ事務所、県教育局、県保健局などからの来賓出席の下、プロジェクト開始のセレモニーを開催しました。県庁人事担当のムワンディラ氏からは、「このプロジェクトはJOCAのプロジェクトであるだけではなく、コミュニティのプロジェクトでもあり、地域一丸で取り組んでいきたい」という力強い言葉をいただきました。

プロジェクト開始に先立ち、カゾンバ小学校の生徒全員を対象に身体測定を実施しました。給食開始後は、同県で給食を実施していないカブク小学校と共に、定期的に身長と体重を計測し、身体的な効果のほか、出席率・卒業率などのデータを比較して、給食の効果を観察していきます。

目指すは地域で支える学校給食

写真
ママたちボランティアによる給食づくり

10月10日、いよいよ給食がスタート。生徒の母親らが中心となり地域の人々がボランティアで調理チームを結成し、朝6時に集まって調理を開始。朝8時半には玄米粉入りのおかゆを作り終え、1年生から配膳を開始しました。

カゾンバ小学校の授業は毎日午前中のみ。朝食を食べずに登校する生徒も多くいましたが、授業間の休み時間に給食を提供することにより、空腹状態で授業を受けることがなくなるため、学習に集中できます。

写真
給食を味見した小学生たち

マラウイ政府は将来、国連WFP等からの食糧支援を卒業し、自国による地産地消の給食事業を行えるようになることを目指しています。当協会も、より栄養価の高いメニューの提案を行うとともに、長年にわたり実施してきた「農民自立支援プロジェクト」の経験を生かし、地産地消を推進していくための協力を進めていきます。

 

関連リンク

ふるさと新生モデル事業

ページの先頭に戻る