広島ラオス交流協会(ラオス)
ポンサワン高等学校の奨学生
団体名: 広島ラオス交流協会
活動国名: ラオス
対象事業:ラオスの子どもたちを見守りたい
◆代表者JICAボランティア歴(国・隊次・職種):
戸田 喬大(ラオス 41年2次隊 バレーボール)
◆団体総メンバー数およびJICAボランティア経験者数:
計45名(内 JICAボランティア 8名)
現状
1992年に会を設立し、学校建設、教材支援などを行っています。奨学金は1997年に開始しました。開始当時は2名の奨学生でスタートしましたが、現在は小・中・高・大学生合わせて、毎年約20名の奨学生を支援しています。最近では貧富の差が大きくなり、貧しさのため奨学金支援だけでは不十分で、学校をやめて家族のために働く小学生・中学生がいます。
2010年からラオス全国から少数民族の生徒が集まっている全寮制のポンサワン高校の生徒に支援を開始しました。彼らの中には大学進学を希望する生徒もいますが、全員の希望に応えることはできていません。
支援策(活動)
ビエンチャン郊外ドンデン地区の小中高大学生と、少数民族の高校生に奨学金支援をしています。ドンデン、ポンサワンいずれの生徒にも毎月ラオス人協力者と会員(協力隊OB)が、現地を訪れ直接奨学金を手渡しています。支援の形は3つあります。ラオス人生徒と日本人の個人が1対1でつながるもの。JOCAの支援を受ける生徒。広島ラオス交流協会が支援する生徒です。
団体とJOCAとの繋がり
毎年、JOCAスカラーシップ奨学金の支援を2名受けています。今年度はドンドック大学工学部電子工学科3年生のMr.Biet Kham(サラワン出身・カド族)と環境学部環境技術学科3年生のMs.Bouanguen(シエンクアン出身・カム族)です。
JOCA支援事業の「ビエンチャン国際友好ハーフマラソン」を1998年の立上げから、10回大会まで運営に協力しました。
日本の皆さんへのメッセージ
生活環境の厳しい中、毎日家事と兄弟の世話に追われながらも、一生懸命に学ぶドンデン地区の子供達や全国から集まった高地少数民族のポンサワン高等学校の生徒達のひたむきな向学心には、いつも学ぶことがたくさんあります。我々の奨学金がささやかな彼らの生活・学業の支援になっていますので、支援していただける方はご連絡ください。
ドンドック大学の奨学生たち
スカラーシップの支援を受けているのは2名です。
Mr.Biet Khamは最後尾の真ん中
Ms.Bouanguenは最前列右から3番目
前列右端が戸田会長
中列左端がラオス人現地担当のスパニーさんMr.Biet Khamはサラワン出身で、カド族。両親は健在で5人兄弟の2番目。ドンドック大学の工学部電子工学科3年生です。
Ms.Bouanguenはシエンクアン出身でカム族。母は死亡。6人兄弟の3番目。ドンドック大学環境学部環境技術学科3年生です。