フィリピンJOCV奨学金委員会(フィリピン)

支援を受けている高校生(左から二人目)と、奨学金委員会メンバー3人
支援を受けている高校生(左から二人目)と、奨学金委員会
メンバー3人

団体名: フィリピンJICAボランティア奨学金委員会(PJSC)
活動国名: フィリピン

対象事業:高校生、大学生に対する奨学金支援
~お金を渡すだけでなく、しっかりと寄り添う支援を~

◆代表者JICAボランティア歴(国・隊次・職種):
鹿野 岳志(フィリピン・平成25年度4次隊・防災・災害対策)

◆団体総メンバー数およびJICAボランティア経験者数:
8名(フィリピンで活動中の現役JICAボランティアによって運営)

現状

フィリピンはアジアにおいては経済発展が進んでいる国と言われていますが、実際は他の途上国と同様に貧富の格差の大きい国です。街中で物乞いの人々を多く見かける反面、一部の富裕層は、日本の富裕層と同等かそれ以上の生活を送っています。裕福な家庭の子供は私立の大学に行けますが、貧しい家庭の子供は高校に行くことも出来ません。そして十分な教育を受けられなければ、賃金の少ない仕事にしか就くことは出来ず、その子供も教育を受けられないという負の連鎖が続いていきます。公共の奨学金制度もあるものの、就学希望の学生の急増には追いついておらず、経済が発展する中、貧富の差は益々開いています。

このような現状の中、当奨学金委員会(以下、PJSC)ではフィリピンで活動する現役JICAボランティアから有志を募り委員会を運営し、現在まで30年間に渡り、フィリピンの就学希望の学生を支援しています。

 支援策(活動)

ボランティアが自分の任地で出会った、学業・人物ともにすぐれていながらも、経済的理由により進学や通学が出来ない高校生・大学生を対象に、学費(基本的には全額)を支給(譲渡)しています。

奨学生は総合成績で80%以上の成績を維持すること、委員会に報告書を提出することが求められます。奨学生を担当するボランティアは奨学生を訪問し(年に最低6回)、奨学金を手渡すだけではなく、それが適正に使われているかを監督します。また学校や家庭での様子や悩み等を親身に聞くことで、就学が継続されるようサポートしています。

年2回開かれる会議では、奨学金の新規支給や継続支給について、成績や生活態度の調査を基に審査を行なっています。

団体とJOCAとの繋がり 

PJSCでは独自に作成した物品の販売や、一般の方にお願いする寄付など、独自に資金を調達する努力をしていますが、学生一人当たりの年間の支援経費は、高校生は2万円程度、大学生は4万円程度と、独自の努力だけではなかなか全てをまかなえないのが現状です。本スカラーシップ制度からいただいている寄付金はPJSCを運営する上で重要な資金源となっています。

日本の皆さんへのメッセージ

フィリピンは、料理やエンターテイメントなどの文化が日本にはあまり伝わっていないこともあって、たくさんのフィリピン人が日本に住んでいるのにも関わらず、実はどんな国かよくわからない国ではないでしょうか。日本の皆様がフィリピンにさらなる関心を持って頂ければ、幸いです。

写真
奨学生訪問時、家族との写真。(左から2番目:高校生の奨学生アリッサさん、一番右:委員長の鹿野さん)

写真
委員で作成した物品を販売して奨学金にあてています。それ以外に、奨学生が作成した物品を代行で販売し、売り上げを全て奨学生に渡しています。

写真
奨学生訪問時、奨学生との写真。(左:大学生の奨学生クリスチャンさん、右:担当ボランティア)


 

ページの先頭に戻る