タンザニア教育研究会(タンザニア)

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奨学生たち(奨学生と環境美化の記念碑がある、学校の丘の上で)

団体名:タンザニア教育研究会
活動国名: タンザニア

対象事業:JAST(JApanese teachers Society in Tanzania)スカラーシップ制度
~生活が厳しい中で勉学に励む子供たちへの支援~

◆代表者JICAボランティア歴(国・隊次・職種):
中田光星(タンザニア・H24年度4次隊・理数科教師)

◆団体総メンバー数およびJICAボランティア経験者数:
タンザニア派遣 青年海外協力隊(教育分野)22名
(2015年3月現在)

現状

タンザニアの公立中等学校では年間約12,000円の学費を払う必要があります。タンザニアではこの額を払うことができず、成績優秀でも学費滞納や退学を余儀なくされる生徒も数多くいます。タンザニア教育研究会では、そのような生徒のため奨学金の運営をしています。しかし、現在奨学金として普及できているのは授業料・寮費・国家試験費の3つのみであり、校舎の修繕費や給食費などは対象外としています。そのため、奨学金を受け取ったとしても彼らが学費を滞納してしまう場合もあります。

本来であればすべての学費を保証したいのですが、本制度の財政はあまり良くなく、全学費の保証は厳しいため行っておりません。また、奨学金として支給できるのは申請後1年のみとなっています(滞納分があればそちらも支給)。これは協力隊の任期が2年で、タンザニアの広い国土で継続的な支援が難しいため、現在では1年の支給を行っています。タンザニア教育研究会ではこれらの問題を解決するため、制度の改正や資金調達をしています。

支援策(活動)

青年海外協力隊として地域の中等学校・高等学校で活動する際に成績優秀でも学校を金銭的な理由で辞めざるを得ない生徒と接する機会は少なくありません。教育関係の協力隊が集まるタンザニア教育研究会ではこの問題を解決するため、1995年から奨学金制度の運営を始めました。この奨学金制度はタンザニア在住の日本人からの募金とJOCAスカラーシップ制度の支援により運営されています。青年海外協力隊が自身の配属先から成績優秀で学費を払うことができない生徒を奨学生として推薦し、年二回の定例会で承認されると奨学金が支給されます。

去年までの20年間で469名の生徒に奨学金を渡すことができました。長い歴史のある奨学金制度であるため、長年支援くださっている日本人の方も多くいます。支援していただいている皆さんや奨学金を支給した生徒・保護者・生徒の教員からもこの奨学金の重要性や継続してほしいという声も受けており、今後も継続できるように活動していく所存です。

団体とJOCAとの繋がり

タンザニア教育研究会は、教育関係の職種の青年海外協力隊が参加している会です。この会で運営する奨学金制度のために、毎年JOCAスカラーシップの支援を受けています。奨学金の資金運営には苦労しているため、この支援は非常に助かっています。

日本の皆さんへのメッセージ

タンザニアの教育現場には様々な問題が存在します。そのような環境の中で、貧しいながらも努力を続け優秀な成績を獲得している生徒も存在します。彼らの努力には非常に感心させられており、今後も奨学金での支援をしていきます。

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限られた学習道具で勉学に励む奨学生たち

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タンザニア教育研究会の定例会

 

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