6月 見守り続けてくださった方々に感謝の意をこめて~第2ステージが終了

代表の丹羽が帰国

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代表を務めた丹羽

2012年12月15日のプロジェクト終了後、フォローアップ期間として現地スタッフ1名と共に確実にプロジェクト成果が定着するよう最終的な業務を進めてきたマラウイプロジェクト代表の丹羽克介。

8年弱の思い出が詰まったプロジェクト事務所を一旦閉め、4月30日、異国での生活を支えた家族と共に無事帰国しました。

外務省・在京マラウイ大使館でプロジェクト報告

5月には、3年間にわたりNGO連携無償資金の贈与をいただいた外務省国際協力局民間援助連携室、および在京マラウイ大使館を訪問し、プロジェクト成果を報告しました。

民間援助連携室への訪問では、「新規換金作物としてのニンニク生産量の大幅増という成果を踏まえ、今後そこからどのような一手を打つのかがカギ」という課題提起と共に、「外務省としてもJOCAの事業継続をバックアップしていきたい」と、山口又浩室長から応援の言葉をいただきました。

在京マラウイ大使館では、ルーベン・ングウェンヤ特命全権大使の出身地がムジンバということもあり、大使がプロジェクトの成果に満足されていただけでなく、プロジェクトそのものに非常に親近感を抱いてくださいました。さらに、日本を含む世界の様子を知るマラウイ人の一人として、大使から「これまでの期間では、物事を進めるための土台づくりを完了したということになるだろう。農民の生活をビジネスに結びつけることで、初めて彼らが自立した農民に成長することになる。ぜひともそこにJOCAの次期プロジェクトの力を借りたい。ひいては、このボトムアップを目指すアプローチが、マラウイ全土に波及していくことを切に願う」と熱いメッセージをいただきました。同席したモズィ二等書記官が、「お金やモノだけを投入するのではなく、マラウイ国民の『人としての成長』を考えた日本の支援の在り方には非常に共感し、真の意味での持続性はここから派生するのだと理解している」と、しみじみ語られていた様子が印象に残りました。

国内支援委員会を開催

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委員会の様子

対外的な報告を終え、当協会内で組織する、マラウイプロジェクト『国内支援委員会』の最終回を5月21日に開催しました。丹羽代表からの最後の現地活動報告を受け、委員を務める外部有識者に講評をいただき、当協会として今後このプロジェクトをどのように展開していくべきかについて、専門的立場から意見をいただきました。最後に、2005年から始まったプロジェクトのずっと寄り沿ってくださった委員の方々にお礼を述べ、委員会が終了しました。

続いて、過去にプロジェクトに関わられた方々をお招きしてプロジェクトの成果を報告し、ざっくばらんに意見を交換しました。関わり方や個人のバックグラウンドにより寄せる思いや考え方もそれぞれです。さまざまな角度からの意見を聞き、終了したプロジェクト第1、第2ステージから学ぶ点が多いことを改めて認識しました。

第5回 アフリカ開発会議にブースを出展

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会場の様子

さて、6月1~3日にパシフィコ横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD5)では、当協会もアフリカと関わりを持つ組織の一つとして、広報ブースを出展しました。出展内容は、アフリカ連合委員会(AUC)連携国際ボランティア事業と、このマラウイプロジェクトの2事業。国際機関、政府機関、一般のNGOやNPO、大学、企業各社等それぞれが個性豊かに事業をアピールする中で、当協会のブースに立ち寄る会議参加者への事業説明、約200のTICAD参加国・機関への資料配付に加え、積極的に他団体のブースも訪問し、JOCA事業の広報と共に意見交換や情報の収集ができました。

 

《マラウイプロジェクトの今後》

これまでの7年間を“ベース”と捉え、さらなる発展の次期プロジェクト実施に向けて、現在検討を続けています。現地の農民は、自立への道を歩み始めたところであり、これが確固たる自立の実現につながらなければ、今までの成果は薄れていってしまうと考えられます。一方で、対象地域のコミュニティが「外からの支援」を必要とせずに発展していけるようになるために支援するということは、明確な出口戦略が必要ということです。次期プロジェクトは、単なる継続事業ではない、当協会の実施する農民自立支援の集大成とした内容にしたいと考えています。

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