5月 農業大学で講義

 


流れる汗も気にならず講義に熱が入る丹羽代表

4月を迎え、マラウイの雨季はほぼ終わろうとしています。今季は降り始めが遅かった上に、後半の雨量が少なかったことから、トウモロコシの生産にも影響が出ているようです。プロジェクト対象農家の収穫量が全国平均を上回っていることを願うばかりです。

さて3月下旬、2日間にわたりマラウイ最大の農業大学であるリロングウェ農業・自然資源大学で、JOCA普及手法についての講義を行いました。これは昨年、JOCAが同大学を訪問し、普及学部長のカンベワ氏にプロジェクト説明を行った中で、ファシリテーション・マニュアルを紹介した際に、同氏より「農民から農民へ伝える」という技術普及手法をぜひ講義の中で紹介したい、という依頼を受けたことがきっかけでした。

カンベワ氏との事前打ち合わせの際には、学生への面通しを兼ねて講義会場を下見しました。何と会場は屋外に設置された巨大ドーム型のテント。発電機を回しながら、マイクを通した講師の声を学生がスピーカーで聞き取るという環境でした。私からの“ムリブワンジ、ノーセ(皆さんこんにちは)!”との投げかけに拍手と共に大きな反応が返ってきたことで、講義がいっそう楽しみになりました。

いざ講義、真昼の強い日差しが差し込む中、普及学部2,3年生200人程を前に、2日に分け計2時限をいただき、プロジェクトの概要説明およびJOCA普及手法について、ひと通りの講義ができました。受講生の中には現役の農業普及員もおり、私の説明内容に深く頷く場面も多々見られました。終了後には学生からの質問がいくつか上がり、それによって彼らの農業普及に対する視点や見解等も垣間見ることが出来ました。

プロジェクト開始当初は、大学で講義をする日がくるとは予想すらしませんでした。普及に対する概念がまだ固まっていないという意味では、吸収力の高い学生に対しJOCA普及手法を紹介できたことは非常に大きな成果と言えるでしょう。今後も同大学の講義の中で、JOCA普及手法が紹介され続け、さらに受講者が将来活躍する政府機関やNGOなどの職場でその有効性を認識し、事業などにこの手法を取り入れていってくれることを心から期待しています。
(報告:丹羽克介)

マラウイからの便り トップ

ページの先頭に戻る