4月 JOCAマジックにより金のなる木を見つけた農民たち

 


地元の新聞に紹介されたプロジェクト成果に関する記事

今回は地元紙THE DAILY TIMES2月28日版の1面に掲載されたプロジェクトに関する記事を紹介します。

“ジュリエット・ルングさんはプロジェクトに出合う前もタマネギなどを生産していたが、彼女の成功話を聞くと、あたかも当時はまじめに農作業をしていなかったかのように聞こえてくる(実際はそうではないのだが)。

かやぶき屋根の家は雨漏りがひどく、雨が降るたびにわずかな生活用品が濡れないよう移動しては部屋を乾かすという、決して快適とはいえない生活を送っていた。この地域の多くの農民と同じように、ルングさんのターニングポイントも、2005年の青年海外協力隊OB・OG集団であるJOCAによるプロジェクトが始まった頃だ。JOCAは新しいマジックと共に(=今までに彼らが経験したことのない方法で)彼らに近づいてきた。農民たちは初めて見るマジックにショックを受け、戸惑いを見せた。

「JOCAはモノやお金を提供しません、その代わり、あなた方が農民として自信と誇りを持てるようにお手伝いをさせてもらいます」。こう説明すると離れていく農民も多かった、とプロジェクトマネジャーの丹羽克介は当時を語る。しかし、希望を持ってJOCAと共に歩むことを決めた農民が、自らグループを結成し、低コストでの堆肥づくりや作物多様化などに取り組んだ結果、プロジェクト対象外地域の農民と比較すると3.5倍の収入差という大きな成果につながった。

一番の目玉となったのは、新規作物として生産が試みられたニンニクである。先進農家がうるおっていく様子を見て、多くの周辺の農家が彼らに続いた。次第にニンニクは、“金のなる木”として地域における最重要作物となっていく。ニンニクからの収入は現在農業収入の66.5%を占めている。この大きな成果は、技術や知識を周囲の人とシェアする“伝達農家”の育成を柱としたプロジェクトコンセプトによるところが大きい。

JOCAマジックの恩恵を受けたルングさんは、「私の家に来れば私が金のなる木をつかんだことが分かるわ。新築した家はトタン屋根が張られ、もう雨漏りはしません。奥地の村で電気は通っていないけれど、太陽電池で部屋の明かりを灯し、テレビも観られます。子供の学費(約34ドル/学期)も払えるようになりました。全てはニンニクのお陰です」と誇らしげに語ってくれた。”(報告:丹羽克介)

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