1月 念願の“駐マラウイ日本大使のサイト視察”が実現

 

去る10月30日の式典から数週間後、スタッフが長い間待ち望んでいた駐マラウイ日本大使館の寒川富士夫大使によるプロジェクトサイト視察が実現しました。大使ご自身は所用で式典に出席できなかったものの、当日出席した大使館の参事官始め職員の方々から受けた報告で興味を抱かれ、予定では30 分の滞在時間だったところを、結局は1時間半も視察に費やして下さいました。予定を大幅に伸ばしての視察というところには「実際に来てみたら意外におもしろかった」という大使の本音があったようです(これは後日ご本人からうかがったものです)。

「百聞は一見に如かず」とはよく言いますが、一度現場を見て下さった後の大使のプロジェクトに対する印象・評価は間違いなくプラス方向に転じたと確信しています。それと同時に、大使の視点から見たこのプロジェクトの長所・短所、改善点や将来的な方向性などについて、さまざまなご意見を頂きました。とは言え、現プロジェクトは既に期間を終了して締めくくりに入る段階。今回の大使のご意見は、今後のJOCA事業の中で生かされる場面が出てくるのでしょう。

初心者ながらプロジェクトに関わって約1年半。感じたことは非常に多いのですが、その一つが、プロジェクトはバランスが非常に大事だなということ。これは国やセクターに関わらず共通して言えることだと思います。資金の提供者(ドナー)、受益者、プロジェクト実施者、大別するとこの三者の意向をうまく取り入れながらプロジェクトを展開してく必要があるほか、担当書記官の理解と支援が大きな推進力となりました。しかしながら、企画立案段階から事業期間終了まで周辺環境が同じとは限りません。そんな中でも三者それぞれが最後まで一方向に向かうためには、プロジェクト実施者は他二者を適宜巻き込みながら、同時にプロジェクトの成果を上手に広報していく、この2つが大きなポイントになってくることを痛感しました。首都に拠点を置かない今回のプロジェクトでは、広報・渉外活動に苦戦をしましたが、ムジンバという北の町に拠点を置いた事で、協力隊経験を土台にしたJOCAらしさと言われるものが大いに発揮できたことも事実です。

言わずもがなではありますが、三者のバランスを取りながらも「援助の目的は何なのか」ということを見失わずに、JOCAらしさをアピールできる次期プロジェクトに繋げていくことが今後の私たちの責務であると感じています。
(報告:氣田智子)

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