5月 プロジェクト訪問者の称賛の声と自問自答の必要性!

 


訪問者を記録しているVisitor's Book

ファシリテーションマニュアルの配布開始と時期を同じくして、最近プロジェクトを訪問する人が増えています。他のNGO関係者、他地域の協力隊員、対象地域外の農民など国も仕事もさまざま。まず、彼らの訪問目的を確認した上で事務所にてブリーフィングを行い、可能な範囲でフィールドに同行していただきます。NGO関係者は「似た内容のプロジェクトをやっているがうまくいかないのでJOCAの方法を学ばせてもらいたい」、協力隊員は活動へのヒントを探すため、または具体的な農業技術を学ぶために来ます。農民は、自分の家や村・グループでもJOCAの農民グループのように、もっと活発な活動をしたいという希望が多いようです。

フィールドから戻ってきた彼らの感想は「非常に勉強になった、是非ここで見たことを参考にしたい」という肯定的なものが多く、受け入れ側としては喜ばしい反応ではありますが、訪問者は自分が得たい情報を得られたことに満足しているのであって、プロジェクト全体を見渡して「問題なし」と伝えてくれたのではありません。残り期間が徐々に少なくなってきた今でも、解決すべき課題は山積みです。スタッフ間では常に自分たちの行動・プロジェクト成果・第三者からの意見など、いろいろな状況において肯定と批判の両方の視点を持って自問自答していく必要があります。

このような小規模事務所では、ややもするとひとつの成功に満足してしまい、自分たちで成長の限界点を作ってしまいがちですが、そこは一回のフィールド訪問から戻るたびに行うレポートの中で“では農民にとって次のステップは何? JOCAがファシリテーターとして出来ることは何?”と、次なる可能性を頭の中に引き出していくことでカバーします。さらに考え方や意見が一定方向に偏ってしまわないようスタッフ間での日常的な意見交換は言うまでもなく、本部とのやり取りや他のプロジェクト関係者との情報交換などを通じて、柔軟性のある頭を常に保っておかなくては、と改めて自分たちに言い聞かせている次第です。
(文責:氣田智子)

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