3月 プロジェクト遂行を脅かす燃料不足

 

日本は水仙・梅・菜の花・桃、と花咲き乱れる早春を迎えている頃でしょうか。ムジンバの花盛りは既に過ぎ、雨季の期間中最も降水量が多いと言われる2月を迎えております。

未舗装路は土砂降りの度に土がえぐられ、路面状態は悪化するばかり。そしてもう一つ、刻一刻と状況が悪化しているのが車両燃料、供給量だけでなく値段も急騰。今ではマラウイ全体のインフラに大きな影響を及ぼしています。

プロジェクトも例外ではありません。近くて10km、遠いところでは100kmほど離れた対象エリアへは日々車やバイクで通いますが、対象エリア、スタッフ、そしてバイク台数も増えた今は、当然のことながら燃料消費量も増加します。しかしムジンバ唯一のガソリンスタンドに燃料が届くのは月に数回、ガソリンに至ってはここひと月以上到着していません。

みんな日々情報集めに奔走し、町に燃料到着の噂が流れると昼夜を問わず車が長蛇の列を作ります。しかし、その日にタンカーが到着することはまれで、車中で数夜を明かす人も。これ以外にも燃料不足が引き起こすのは度重なる停電、物資の供給不足と値上げ等々、尽きるところがありません。

そんな中でプロジェクトは、どうにかこうにか交通手段を確保し、更に効率の良い巡回方法を模索しながら現場での活動を続けています。また、丹羽代表が長年培ってきたネットワークに支えられて、幾度と危機を乗り越えてきました。それでもこのインフラの悪化が、やむを得ないスケジュール調整や計画変更など、プロジェクトに影響を与えていることは確かです。

今はプロジェクトの最終段階で、スケジュールも目白押し。そして苦しい状況はほかの機関も同じ状況です。“今出来る最善策は何か?”これを常に念頭に置きながら、業務を遂行していこうと決意を新たにする今日この頃です。

ちなみに、マラウイ事務所はガソリンスタンドから目と鼻の先にあり、行列の先頭近くに並ぶのにはかなり有利な場所にあるのが、せめてもの救いです。
(文責:氣田智子)

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