2月 自分たちでまかなえます!

 


視察ツアーについて生き生きと報告する、
ティビオネレポ=グループのエレン=
グワイさん(右)

マラウイは雨季突入です!農民たちはメイズの植付けに、わたしたちスタッフはフィールド業務にと忙しい日々を過ごしています。そうした中、ふたつのうれしい出来事がありました。

ひとつは、2007年に4グループを対象に始まったヤギ初期投資プログラムに関することです。家畜執行委員会(農民が設立)が運営しているこのプログラム、先月8つ目(ルベン=ピリグループ)のグループが誕生しましたが、今回の譲渡に至るプロセスではこれまでとは違った動きがありました。

通常、候補グループは譲渡前にヤギ飼育管理方法に関しての研修を受けます。講師はもちろん農民。今回の場合、講師の住むエリアとルベン=ピリグループは遠く離れており、移動にお金がかかりました。これまでであればJOCAへ依頼をしていたものが、前回の譲渡式を最後に移動手段の提供はしないと約束したため、ルベン=ピリグループがその費用をまかなうことになりました。

もうひとつはチカンガワ地区の5名の伝達農家が、年末の3日間、遠方のムバクレ地区へ視察ツアーを決行したことです。伝達農家委員会で報告されたことが本当に行われているのかどうか、事実関係を確かめるのが目的だったようですが、自腹を切って交通費を支払いました。この視察ツアーでは当初の目的はもちろんのこと、それとは別にムバクレ地区のトマト栽培における規模の違いには大いに刺激されたようで、学ぶことが多かったようです。

政府職員でさえ、長年の援助の弊害から、手当がないと働かない人が多い中(もちろんそうでない人もいますが)、彼らのとった“講師の交通費をグループ資金から支払う”や“視察ツアーの交通費を個人で捻出する”これら2つの動きはとても画期的です。

単なる農業技術の伝播にとどまらない、「人づくり」に重きを置いた本プロジェクト。これこそ“自立の芽”なのではないでしょうか?残りあと1年弱。“持続発展性”を意識した活動を展開していきます。
(文責:坂谷尚美)

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