11月 需要を知ろう!

 


真剣に情報を集めています!
ジェンダのマーケットにて

JOCA マラウイ事務所に着任して早1年半が過ぎ、2度目のジャカランダの季節がやってきました。紫の花を咲かせ、雨季が近付いていることを知らせてくれています。 そんなジャカランダの花が咲き乱れる中、25名の伝達農家を対象にフィールドツアーを開催しました。このフィールドツアーでは、マーケティングシステムへの理解を深めてもらうことを目的の一つとし、拠点であるムジンバから1時間ほど離れたところにあるジェンダのマーケットで、実際に価格や品目、買付人のニーズ、またその販売ルートなどの情報収集をしてもらう機会を設けました。というのも、対象地域の中で今、JOCA が2006 年から導入したニンニク栽培がじわじわと広がっています。伝達農家たちが設立した伝達農家委員会やゾーン委員会で、ニンニクの販売価格を一定にするというような話し合いも行われ、ニンニクに対する注目度が高まっています。しかしその価格設定が的確な情報収集、分析によるものではなく、現実的なものになっていないだけでなく、一定量が常時確保できていないため、買付人主導の価格設定になってしまい、最大限の利益を生み出すことができずにいます。

ジェンダのマーケットでは、まだニンニクは取引されていませんが、1年を通して途切れることなく、トマトやキャベツ、タマネギなどの野菜が販売されています。ここは首都のリロングウェやムジンバ以北の近郊の街からもはるばる買付人が訪れ、活発に売買が行われている一大マーケットです。ムジンバのマーケットの小売人も、地元から購入するのではなく、このジェンダで購入してマーケットで売っています。なぜ、地元で買わずに移動賃もかかるジェンダで購入するのか。今回の訪問で、小売人の仕入れ先や仕入れ価格、仕入れ時期などの動向を知り、伝達農家たちが今後、どのくらいの量の作物を、いくらで、どの時期に売ればよいのかを考える大きな機会になりました。

今まで、農業技術研修、ネットワークの活用などの研修を受け、実践してきた伝達農家にとって、買い手のニーズを把握し、マーケティングの流れを知ることは「鬼に金棒」です。彼らのこれからの成長、またニンニクビジネスの行く末が楽しみです。 (文責:坂谷尚美)

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