10月 ご近所さんからの依頼!?

 


ワールドビジョンのシワンデさん(右)が
研修依頼に!

日本はまだまだ残暑厳しい季節だと思いますが、いかがお過ごしですか? わが家のマンゴーの木には小さな花が咲きだし、おいしい果実をつける準備をしています。

さて先日のことです、オフィスで経理処理と格闘していたとき突然訪問者がやってきました。訪問者は近所のNGO「ワールドビジョン」のファシリテーター主任のコルビー=シワンデさん。彼はJOCA のコンセプトのひとつである「自立」に関する研修を、彼の対象地域とその地域を担当するスタッフにしてほしいという依頼です。この依頼が来た時、私の中で2つの思いが錯綜しました。ひとつは他の支援団体がJOCA へ研修依頼をしてきたことに対し、単純にうれしい気持ちと、もうひとつは「自立」するための研修って何?という疑問です。

「自立」はコンセプトのひとつですが、「自立」をするための研修など行ったことはありません。さらに言うなら「自立心」は一朝一夕で生まれるものではなく、「気づかせ」の積み重ねがあって養われるものです。私たちがこれまで農民の「自立」のために行ってきたひとつの例を紹介します。研修は農民から依頼があって初めて開催します。その際、JOCA の方法を勧めるのではなく、従来法と比較栽培をしてもらいます。その効果を確認してもらったのち、どちらの方法を採用するかは本人次第。教えるのではなく自分で考えてもらうのが基本のスタイルです。この過程こそが自分で考え行動する人を育成すると確信しています。

今JOCA ではこれまで培った研修を通して人が育つまでの方法をファシリテーションマニュアルとしてまとめています。プロジェクトには期限があり、いつかは終了します。しかし、ファシリテーションマニュアルのような道具を残し、採用してもらうことで、JOCA のアプローチの持続とさらなる波及が図れます。

今回のように他の支援団体の人がJOCA に研修依頼をしてくれたのは、私たちの大きな自信につながりました。小さくても着実にインパクトが広がっているようです。プロジェクト終了時には大きな実となるよう、これからも切磋琢磨していきたいと思います。
(文責:坂谷尚美)

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