11月 現地で働くスタッフ紹介 Vol.3

 こちらムジンバはジャカランダの紫色の花があちこちで咲き乱れ、とてもうつくしい風景が広がっています。さて今回は久しぶりの現地スタッフ紹介です。今日紹介するのは2008 年からJOCA に加わったテンバ=ムカンダウィレさん(31 歳)。彼がJOCA を知ることになったのは以前の職場(ムジンバ有機農業プロジェクト)にJOCA マラウイ事務所代表の丹羽さんが訪問したのがきっかけだそうです。直接農家の人々に技術指導をしていきたいと考えていた彼、JOCAの仕事内容がぴったりということで就職するに至りました。 

 最近の彼の主な仕事は対象グループの農民の収入や生産量、また技術適応度を図るデータを集めることです。正確な数値が必要なのにもかかわらず、記録する習慣がない農民たちからのデータ収集は一筋縄では行かないようです(記録付け研修を受けても、一部の農民を除いて実践していないのが現状)。より事実に近い数値を得るために、あれやこれやと手を替え品を替え、答えを引き出さなければなりません。
 一人のデータ収集に1 時間半以上かかることもよくあります。私自身一度だけですがデータ収集をしたことがあり、その時とても骨の折れる作業だと実感しました。それに加えてグループ状況を把握し、必要に応じてタイミングを逃すことなく的確なアドバイスもしくは気づきを与えなければなりません。こうした継続した細かな介入こそがグループさらにはコミュニティのエンパワメントにつながるからです。この的確な介入というのが口で言うほど簡単ではなく、広い視野と次を見据える目が必要とされます。
 まだまだ修行中である彼は目下壁にぶち当たっている模様です。そんな彼の将来の夢はこのJOCA のプロジェクトのアプローチがマラウイ全土に広がること、そしてもっともっと勉強して博士をとることだそうです。夢実現のために、彼にはまず目の前にある壁を乗り越えてもらうべく、私も順次的確なアシストをしていきたいと思っています。森も木も枝もみられる広い視野の持ち主に。彼も私もあとどのくらいでなれるのでしょうか。事務所前のジャカランダはもうすぐ満開です。 (文責:坂谷尚美)

 


 


 


 

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