9月 マーケティング研修(伝達農家研修2日目)

 マーケティング=「商品の販売やサービスなどを促進するための活動」。
 これは私の電子辞書の広辞苑からの引用ですが、今多くの伝達農家たちがこのマーケティングに関心を持っています。プロジェクトで学んだ技術を使い生産量が増加している反面、無計画の生産のため売る時期には価格が低かったり、生産しても市場がなかったり仲買人に買いたたかれたりと収入の増加が頭打ちになっている状態です。
 今回の研修ではなぜそうした事態が起こっているのか原因に気づいてもらうことを目的の一つとしています。まずビジネスサイクル(計画→生産→販売→再投資→計画)の流れを講義し、その後より理解を深めるため2種類のゲーム(①コスト計算ゲーム、②利益と損失ゲーム)を行いました。普段コスト計算を意識せずにあたかも売上げが利益かのように捉えていた農家にとって、価格設定の際のコスト計算がいかに大切かをこのゲームを通して気付いてもらうことができたと思います。その後の利益と損失ゲームは製品(封筒)を生産し、2 つの市場で販売するという単純なものでしたが、①需要がどのようなものかを把握せず、商品を作っているために売上が伸びない。②商品を作ってはいるものの規格通りにつくっていないため、低価格の販売しかできない。③計画性がないため投入した労働力と資材が有効に活用されず、効果的に収入へ結び付いていない。といった実際の現場で起こっていることがそのままゲームの中で露呈し、今までのマーケティングに関する農家自身の弱点や改善点を見直すことができました。
 マーケティングに関して一部の意識の高い伝達農家たちはマーケット調査を行い、作付けカレンダーを作るなどし、計画的に生産しようとすでに次のステップに進んでいます。他の伝達農家たちも彼らに続くよう、こちらも一歩ずつ着実にフォローアップしていきたいと思います。 (文責:坂谷尚美)

 


 


 


 

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