3月 ニンニクの生産地?!

「ニンニクの生産地?!」

 


ムズズホテルにニンニクを出荷するエリングス=テヤさん
シェフたちが質の高さに感嘆!

 いま、数年前まで見たこともなかったニンニクの販売に農家らは取組んでいます。
 冷涼で比較的有機物に富んだ堆積土壌がある低湿地帯(ダンボ)を有する対象地域ではニンニク生産が適しているとの判断のもと、2006 年に4 つのグループを選定し、各グループに10 玉程度のニンニクを初期投資したのが始まりです。それ以来、グループ単位そして個人で生産してきました。翌年にも3 グループに対して初期投資してきましたが、それを後押しするように、伝達農家がより大きなマーケットを確保することを目的に、自分のグループだけでなく周辺グループへもその生産を推奨して、自発的にニンニク(種子)
を貸出し、植付けのデモンストレーションを実施してきました。プロジェクトが実施する初期投資プログラムの考え方も一緒に伝達されたようです。さらに、病院や保健分野で支援する団体から農家へニンニクの栄養効果が語られ、HIV/ エイズにも効果がある?!といううわさまで広がっているようです。 
 現在、ニンニクを栽培するグループが13 にまで増え、うち5 グループが販売に取り組んでいます。プロジェクトとしては次なる段階としてマーケティングに関して支援を始めました。先日、ミニバスで50km ほど北上したムズズという都市のマーケットで市場価格調査、および販路拡大を目指してスーパーマーケットはじめ外国人の居住地やレストランなどにも農家たちとオンザジョブトレーニングとして情報収集と販売に行ってきました。この町ではタンザニアからニンニクが比較的安値で集荷されているのですが、十分な堆肥を使って育てた質の良いニンニクは仲買人たちに魅力的なようで持参した分は完売しました。これが農家にとって大きなインセンティブになったようです。
 後日、あるグループは高級ホテルに出荷して、マーケット通常価格の4 倍以上での高値で販売しました。他に、仲買人から連絡があり、村までニンニクを買付けに来たとの報告も受けました。
 市場は常に流動的で農家がマーケティング能力を高めるには多様な情報やスキルが必要です。少しずつスキルアップするよう忍耐強くタイミング良く支援していきたいと思います。  (文責:丹羽克介)

 

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