2月 伝達農家たちが集っています

「伝達農家たちが集っています」

 


地域を震わす伝達農家たち(手前がゾンベ村長)

 2008 年9月に実施された外部総合評価調査では、自ら考え決断し行動しようという意識や学んだ技術を他の農家へ自発的に伝えようとする伝達農家(予備軍を含めて38 名)の出現が確認されましたが、その後、地域活性化に向けた次なる動きが出てきました。
 プロジェクトが終了(当初2008 年8月終了予定)してしまうことへの懸念からゾンベ村の村長が“自分たちが技術伝達を継続する必要がある”と周囲の伝達農家へ声をかけたのをきっかけに、2008 年末あたりから各対象グループの伝達農家が集り始め、毎月定例会(伝達農家ミーティング)をもつようになりました。プロジェクトから直接影響を与えずに自ら“集まろう”という気持ちが芽生え、ミーティングを組織したことは主体性・持続性の観点から非常に大きな一歩と捉えています。私たちは彼らから招待を受けて昼食までも頂いています。
 このミーティングの最初の試みとして、停滞グループの再活性化を図り、視察訪問を通してグループの現状と問題を把握し、その解決に取り組んでいます。その他、各グループの活動報告や作物市場調査の情報共有、農業技術に関するプレゼンテーションなどを実施し意見交換を行ったりもしています。最近はプロジェクトに対して、伝達農家としての普及法・研修実施に関わるスキルアップなどについての依頼が出てきています。
 さらに、この全体の伝達農家ミーティングとは別に二つの小地域で通称:伝達農家ゾーン委員会も結成されています。その一つが思いのほか効果的に活動しており、その地域に存在する全てのグループの伝達農家もしくは代表者が集まり、全体の伝達農家ミーティングに参加できないグループへの連携の他、停滞グループの再活性化およびフィールドデー(活動視察会)を実施したり、他の村の村長から依頼を受けて新たなグループ化に取り組んだりしています。この委員会では、議題に対して意見を出し合い、まとめ、結論付け、次なる計画を立てるなど、課題解決に向けて着実に進めています。
 これら彼らから発信する振動がより大きくより広く地域を震わすよう忍耐強く支援したいと思います。

(文責:丹羽克介)

 

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