5月 興味ない振りして見てますよ

「興味ない振りして見てますよ」

写真:農民の様子

4月も終わりに近づき、あちらこちらでメイズ(トウモロコシ)の刈り山を見かけるようになりました。このように、メイズを完全に乾燥させることで、貯蔵庫に入れた後のカビの発生を防ぎ、またシマの原料として製粉時にきめ細かい粉に仕上がるのです。この刈り山が始まると農民たちはアップランドから低湿地帯での乾季作へと移行していきます。

さて、先日、ムジンバの町から十数キロと比較的近いマオレ村で、新たに3つのグループが活動を始めているとの報告を受けて視察に行ってきました。その村に は、現在2つのグループ(マオレ[1],[2])が共同で活動しています。そこで、普及計画地域事務所長がそれと同じようなグループを増やしたいという思 いから開いたグループ化に関する会合がきっかけを与えたようです。どこまで真剣なのかなと半信半疑の気持ちをもちながら、新グループと話してみました。彼 らからは、マオレグループ[1],[2]が開催した展示会やトマトの雨季生産から利益を得ているのを見て、自分たちもその恩恵にあずかりたい、との説明が ありました。その中には、村を訪れるたびに挨拶をしてくれる、農家のおばさんがいましたので、「では、なぜ今まで(研修もしくはグループに)参加しなかっ たのですか?」と尋ねると、「今までは、JOCA研修・既存グループの活動に対して便益があるか確信がなかった。」と答えていました。なるほど…
 

写真:農作業研修

次に、それぞれのグループの畑を巡回しますと、マオレ[2]グループに所属するジェイムス=バンダさんの働きにより、彼がJOCA研修を通して学んだように、慣習法と推奨法を比べる比較栽培がされ、きちんと研修がなされた様子が窺えました。新グループマオレ[4]では、日雇い労働で稼いだ資金でメイズの種子を購入しており、マオレ[5]では各メンバーからの出資でトマトの種子を購入していました。

ここで注目するのは、農民間の情報交換により、ある程度JOCAの方針を理解していたのでしょう、作物の種子を請うことなく新規グループが自らの方法で資 金を調達し、また研修講師もよく知るバンダさんに依頼し、活動を開始していることです。概して、周囲の農家は常に先進するグループを観察して、便益がある か否かを確信が出るまで動こうとしません。彼らにとってそれは、生活を左右するゆえのリスク回避の手段だと思います。新規グループの何人かの個人農家は、 依然として充分な確信もしくは関心がないかもしれません、チョットずつ振り向いてくれたらうれしいですね。面白くなってきました。

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