1月 笑いが止まらないメイズの収穫

写真:笑いが止まらないメイズの収穫

笑いが止まらないメイズの収穫

こちらマラウィのムジンバではクリスマスを目前にようやく本格的に雨季が始まりました。政府の補助金プログラムにより大半の農家が肥料を入手することができ、あとは恵みの雨を祈るだけです。この援助により食料が不足している村でも、貴重な鶏やヤギをさばき、何とかお金を工面して米やコカコーラを購入し、ささやかなホームパーティーを催すことができるようです。

さて、今回はプロジェクトの進捗報告をいたします。ティオネレーポクラブで乾季に灌漑水路を造成し、そこに植えつけたメイズが収穫され、満面の笑顔を振りまいて踊る女性たちの姿は非常に印象的でした。彼女らにとって乾季作メイズは初めての経験で、「私たちには今年の食料不足は関係ない」とコメントしていました。

ただ私が感じたのは、この喜びを一回限りにしないためにもしっかりとした経営的観念が必要ということです。農家では現金収入時には手放しで喜び、金を使い果たしてしまい、次の植付時の投入資金がないという光景をよく目にします。農家からリクエストがあったこともあり、小規模ながらも次期、次々期の農業生産活動を継続する方策の一つとして、キャッシュ=フロー計画、売上総利益分析等の簡易的農場経営の研修を実施しました。彼らは、すでに次期作用の肥料を購入し、残りの収益をグループで養鶏を始める資金に充てる計画をしていました。研修中、一番前で熱心にメモを取る農民の一人は“次は自分が他の村で研修を実施する“と自ら手を挙げてくれました。こういった意識を持つ農家が育つことが地域活性化する大きな要因となると期待します。今後ともマラウィのこの地域にあった農業スタイルを、彼らと共に探っていきたいと思います。

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