NGO研究会通信 <vol.5>

※この「NGO研究会通信」では、運営事務局が「国際協力活動における地方のNGOの能力強化」をテーマに掲げて実施する具体的な取組みを、イベント開催予定・実施報告をはじめとする研究作業の途中経過などを交えながら、広く皆さまにご紹介してまいります。


vol.5 2014年2月4日

前回までに報告させていただいた調査活動から、研究テーマである「国際協力活動における地方のNGOの能力強化」について

地方で国際協力活動活性化には地域社会とのつながりが重要
地方を拠点としながら全国に展開する団体の人員等組織力強化には工夫が必要

という主に2つのキーワードを抽出しました。

このキーワードを中心として、NGO活動について専門的な知見を持つ有識者やNGO国際協力の実践者、地域での国際協力を支援する自治体関係者と意見交換を行う目的で、シンポジウムを全国2か所(名古屋、福岡)で実施しました。

 

NGO研究会事務局では、シンポジウムのタイトルを以下のように設定しました。

「地域発!! 市民による国際協力を考えるシンポジウム」

研究テーマである「国際協力における地方のNGOの能力強化」ではありますが、研究の対象は、現在NGOによる国際協力を実施している団体だけではなく、これから国際協力活動をはじめたいという方々も対象とし、市民参加による国際協力活動全体の活性化を目的と考えタイトルを設定しました。

シンポジウムでは、今回の研究テーマについて豊富なご経験と知見をお持ちであり、これまでの調査・研究についてご助言とご指導をいただいている龍谷大学経済学部の西川芳昭教授を進行役にお迎えし、中部、九州とそれぞれの地域で活躍されているNGO関係者、地域での国際協力活動を積極的に実施している自治体や市民団体の方々にパネリストとしてご参加頂き、3つのテーマについて活発なパネルディスカッションが行われました。

またシンポジウムの参加者は、国際協力関係の仕事を志望する学生や地域の課題に取り組むNGOの関係者、青年海外協力隊の帰国隊員と幅広く、それぞれの立場からのご感想やご質問をいただき、とても有意義な意見交換がなされました。

ご多忙の中、ご協力・ご参加頂きました皆様に心より御礼申し上げます。

地区別詳細(開催日順)

《中部地区》

日時 : 2014年1月23日(木) 18時~20時

場所 : JICA国際協力機構中部 なごや地球ひろば セミナールーム

出席者(敬称略) :
進行役     西川 芳昭 (龍谷大学 教授)
パネリスト  小川 真吾 (特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス 理事長)
パネリスト  後藤 順久 (特定非営利活動法人 イカオ・アコ 代表理事)
パネリスト  山田 禎夫 (滋賀県 甲良町 多文化サークル 事務局長)
パネリスト  木村  忠 (公益社団法人 青年海外協力協会 企画開発課)

 

《九州地区》

日時 : 2014年1月26日(日) 14時~16時

場所 : リファレンス駅東会議室V-4

出席者(敬称略):
進行役     西川 芳昭 (龍谷大学 教授)
パネリスト  小川 真吾 (特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス 理事長)
パネリスト  椿原  恵 (コミュニティ・コミュニケーション・サポートセンター 代表)
パネリスト  寺川 廣治 (熊本県 芦北町役場 農林水産課 参事)
パネリスト  木村  忠 (公益社団法人 青年海外協力協会 企画開発課)

シンポジウムのプログラム

  1. 主催者挨拶 (外務省国際協力局民間援助連携室長)
  2. 研究会の骨子・調査報告 (NGO研究会事務局)
  3. パネルディスカッション

 1. 主催者挨拶 : 江原功雄 外務省国際協力局民間援助連携室長

NGO研究会発足の経緯 ・目的を再確認するとともに、「地球規模で考えながら地域で活動を行う可能性、地域での活動を地球規模の活動につなげる可能性」を私たちに強調すると共に、当研究会の成功に向け大きなエールを頂戴しました。

(※当日は欠席されたため、研究会事務局が挨拶文を代読しました)

2. 研究会の骨子 ・ 調査報告 : NGO研究会事務局

研究会チームから、「研究会の目的・調査対象者、これまでの研究プロセス、また各プロセスにおける調査・分析・考察概要」を報告し、パネルディスカッションへのエントリーポイントとして紹介しました。

3. パネルディスカッション : 地域発!! 市民による国際協力を考える

<1> 進行役・パネリスト紹介

<2> パネルディスカッション
 - テーマ1 「国際協力活動を通した地域づくりの可能性」
 - テーマ2 「国際協力活動団体の運営力・組織力強化」
 - テーマ3 「市民参加による国際協力活動の推進」

<3> 質疑応答

シンポジウムを終えての所感 (NGO研究会事務局より)

【名古屋】

名古屋会場では半分近くが学生の参加者で、若い世代の国際協力に寄せる熱い思いを身近に感じるとともに、すでに国際協力の分野で活動する者としての責任も痛感しました。

【福岡】

福岡会場では日頃からつながりのある国際協力NGOや関連団体からの出席が多かったため、会場での話し合いが掘り下げられる結果に繋がりました。

また、名古屋会場とはパネリストが半分入れ代り、国際協力に対する考え方や取組み方法が様々であること、そして今後の活動の広がりの可能性はまだまだ大きいことを再認識するに至りました。

 

両回とも非常に活発な意見交換が行われ、研究会事務局が立てていた仮説の枠を超えた、パネルディスカッションという「生の声が行き交う場所」だからこそ、の新しい発想やアプローチの可能性を見いだすことが出来きた貴重な機会となりました。

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