NGO研究会通信 <vol.4>

※この「NGO研究会通信」では、運営事務局が「国際協力活動における地方のNGOの能力強化」をテーマに掲げて実施する具体的な取組みを、イベント開催予定・実施報告をはじめとする研究作業の途中経過などを交えながら、広く皆さまにご紹介してまいります。


vol.4 2014年1月9日

これまでにお伝えしてきた調査活動(アンケート・グループインタビュー)に引き続き、地方を拠点としながらで積極的に活動を展開している二つの団体事務所を訪問してきました。

今回、訪問させていただいた団体は京都市を拠点とする 「特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス」(以下 テラ・ルネッサンス) と山形市を拠点に活動を展開している 「認定特定非営利活動法人 IVY」(以下 IVY) の2団体です。

研究テーマである「国際協力活動における地方のNGOの能力強化」について両団体から、主に

  • 地域の人たちからの支援や協力を得ながら海外で活動する
  • 海外での国際協力活動が地域の人々にどのように還元するか
  • 団体の組織強化について

等、忌憚のないお話をいただきました。
今回はテラ・ルネッサンスを訪問させていただいた様子を報告します。

【特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス】 (2013年12月9日 訪問)

対応者 : 小川 真吾 氏 (理事長・海外事業部長)
           栗田 佳典 氏 (国内事業部長)

 

テラ・ルネッサンスは団体創始者である鬼丸昌也氏が立命館大学の学生だった2001年に、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に設立(法人化は2005年)した団体であり、国際協力団体としては非常に若い団体です。
団体事務所を訪問させていただくと非常に若いスタッフによって運営されております。

団体の活動分野は「地雷」「子ども兵」および「小型武器」であり、日本で普通に暮らしていればなかなか身近な問題としては捉えられない分野の活動を展開しております。しかし団体設立以後、着実に支援者を増えしていき、事業規模も拡大しております。
その成長のキーワードについて主にお話を聞いてきました。

 

お話を伺いながら研究会チームは、その成長のキーワードを以下にまとめました。

  • 理念に基づく「ブレない」団体運営の方向性と活動展開
  • 今後の活動ビジョンを団体内で共有
  • 個性的な活動分野による他団体との「差別化」と分野専門性の向上に対する努力
  • 支援者の動向をビジネスツールを用いて分析し、その結果に基づいたきめ細かい対応の実現
  • 地方を拠点としながら全国的に支援を得られる仕組みづくり

 

小川理事長からいただいた素晴らしいお話の中でも、特に以下の

「平和な日本で、『地雷』『子ども兵』そして『小型兵器』というテーマに対する理解や関心度はまだ低いかもしれないが、このような問題が起きている遠因に我々もいる。

そのことをわかりやすい言葉で相手に伝えていくという基本的なことが非常に大切であり、着実に相手に伝わっているからこそ、事業規模も支援も拡大している」

と基本的ですが我々が忘れがちだった点についてのお話が印象的でした。

 

IVYには1月15日に訪問させていただき、阿部眞理子理事から国際協力を地方を拠点としながら活発に展開するたくさんのキーワードをお伺いしました。

これまでに実施した調査の集計と分析を行い、「国際協力活動における地方のNGOの能力強化」に対するキーワードを抽出して、そのキーワードをもとに全国の2か所(名古屋、福岡)で開催するシンポジウムで有識者やNGO関係者そして支援者等様々なステークホルダーと意見交換をいたします。

貴重な時間を割いて対応していただいたテラ・ルネッサンスとIVYの皆様、ご協力本当にありがとうございました。

次回はシンポジウムの様子を報告させていただきます。

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