(特活)チャイルド・ファンド・ジャパン

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(特活)チャイルド・ファンド・ジャパン
http://www.childfund.or.jp/

支援の受け手から担い手へと変遷した当団体の歴史から、人は助け合って生きていくものだという人生の教訓のようなものを感じます

ロゴ 

インターン : 中村 健士郎(なかむら けんしろう)さん

《プロフィール》
熊本県球磨郡出身。2010年、熊本大学文学部卒業。在学中に1年休学し、新日系人ネットワーク(SNN)で活動。
卒業後、熊本県下で高校教員となる。後、東京外国語大学大学院国際協力専攻へ進学、比較・国際教育学ゼミに所属し岡田昭人氏に師事、フィリピンの条件付現金給付政策(CCT)の研究を行う。在学中、アメリカのNGOフィリピン支部で4か月間緊急支援業務に従事。国立コスタリカ大学留学を経て、大学院修了後、現職。好きな言葉は「七転び八起き」。

 



事務所は杉並区の閑静な住宅街にあります
事務所だけでなく、地域美化も心掛けてます!


お礼状作成の様子
チャイルド・ファンド・ジャパンの支援事業は
支援者あってのことであり、支援者にはいつも感謝です

Q&A 中村健士郎さんに聞いてみました

団体の活動について

チャイルド・ファンド・ジャパンは、1952年にアメリカの民間団体による日本の戦災孤児への支援の受け入れ団体として設立され、1975年よりアジアを中心に国際協力活動を開始しました。活動を通して人と人とが出会い、お互いに理解を深め、つながることを大切にしています。

ビジョンを「すべての子どもに開かれた未来を約束する国際社会の形成」、ミッションを「生かし生かされる国際協力を通じて子どもの権利を守る」として、フィリピン、ネパール、スリランカで支援活動を行っています。支援する子どもとの一対一のつながりを通して、子どもの健全な成長と地域の自立を目指した包括的な支援を行う「スポンサーシップ・プログラム」を中心に、貧困に起因する様々な問題の中で特定の開発課題に応える「支援プロジェクト」や、台風等の自然災害被災者や地域紛争による避難民を支援する「緊急・復興支援」を行っています。


戦後、支援の受け手であった日本


1975年、チャイルド・ファンド・ジャパンは支援の担い手となり
フィリピンへ支援開始

所属団体で活動するきっかけは?

フィリピンは勉学の場であると同時に、私の第二の故郷でもあります。
私は学部時代に休学して一年間、新日系人ネットワーク(SNN:戦後、誕生した日比混血二世・三世たちをサポートするネットワーク)で日比国際児の日本国籍取得等の法的手続支援や日本での就労支援、日本語指導を行っておりました。大学院ではこれらの実地活動で得た経験と学問的興味から、フィリピンを研究対象として選び同地で行われた現金給付政策を研究しました。

チャイルド・ファンド・ジャパンで活動するきっかけは、同団体が長年フィリピンで子どもの就学支援や協同組合を通じた地域の自立の促進を行っており、私の学生時代の経験と同国への恩返しの気持ちが他のどの職業、団体よりも果たせると考えたからです。

どのような業務(活動)を行っていますか

普段の業務内容は、募金に関わる業務と、緊急支援事業に関わる業務の大きく二つに分けることができます。
募金業務では、現在、募金チラシの作成を担当しています。どうずればより多くの支援者にアピールできるチラシになるかを考えながら、デザイン会社の方や印刷会社の方と協働し、製作しています。また、グローバル・フェスタなどのイベントの企画・運営や、資料を請求された方への対応など、より多くの方々にチャイルド・ファンド・ジャパンの活動を知ってもらえるような業務も行っています。
緊急支援事業に関わる業務では、団体の緊急支援体制の強化のために緊急支援マニュアルの改訂を進めています。


グローバル・フェスタJAPAN出展時の様子


事務局長とフィリピン台風被災地の復興状況を視察

スキルアップのためにしていることは?

英語とスペイン語の能力を高めるため、早朝に英会話・スペイン語会話のオンラインレッスンを受けています。
英語とスペイン語を学ぶのは、国際的にメジャーな言語だからということもありますが、フィリピンの歴史を知る上で、二つの言語を学ぶ必要があるからです。長年アメリカやスペインの支配下にあったため、フィリピンの古い書物はスペイン語で書かれている場合があります。マニラの国立図書館で、スペイン語で書かれた古文書を読んだときは、世界が動いた瞬間を体感できたような気がしました。また、夕方早く帰宅した時には緊急援助関連の書籍を読んでいます。
何かあった時には緊急支援を実施するという心構えを、普段から持つようにしています。

海外での研修がありますが、どこでどういったことを行う予定ですか? すでに実施済みの場合、どこで何をしましたか?

チャイルド・ファンド・ジャパンは、8月、フィリピン国内17ヵ所の協力センターのプロジェクトの責任者を対象として、DRRM(災害リスク削減管理)研修をダバオ市で実施し、私もそれに参加しました。
地域性、民族性を考慮し、事業地で求められる取り組みや、災害前・災害時・災害後それぞれの緊急支援のあり方を理解しました。また、2011年に発生した台風センドン被災地域、カガヤン・デ・オロ市を訪問しました。そこでは、スタッフへのインタビューを通じて、実施された緊急支援と、その後の復興支援の取り組みを理解しました。
さらに、マニラのチャイルド・ファンド・ジャパン、フィリピン事務所では、災害が起こった際、タイムリーに募金活動を実施するために、実現可能な取り組み体制・手順について意見交換をしました。帰国後は、研修で学んだ内容を踏まえて、現場の視点を反映した緊急支援マニュアルの改定案を作成しています。 


フィリピンでのDRRM研修の様子
緊急支援実施時、必要となる情報をセンタースタッフと共有


フィリピン事務所でのデスクワークの様子

今後のビジョンは?

緊急支援の幅広い専門性を備えたNGOスタッフになることです。

緊急支援は、政府系機関や民間団体などにはない、NGO固有の機動力やノウハウが最大限に活かされる場です。被災者一人ひとりの声をきちんと汲み取り、ニーズに合わせて迅速に対応する。NGOには、被災地域で長年活動を行ってきたからこそできることがあります。そのような経験を通じて、団体に所属する一プロフェッショナルとしてはもちろんのこと、一個人の人格としても成長したいと思います。今はまだ自分の力量は十分な水準に達していませんが、日々自分を磨きあげ、このような理想像に近づけるよう、堅実に努力を続けていくことを心がけています。

国際協力分野で活動を目指す人へのメッセージ

国際協力NGOが解決を目指す問題の多くは構造的であり、短期間では解決できないものばかりです。さらには、問題に対処するための環境が万全であることはほとんどありません。職員の多くは先進国の常識が通用しない過酷な環境、慢性的なリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)不足の中で活動しています。ぜひ、やりがいのある仕事を選んで欲しいと思いますが、仮にその仕事が国際協力分野であるならば、多くの苦労が伴うと思います。

民間企業や公的機関での仕事など、日本には多くの仕事があります。しかし、どの仕事に就くことになっても、家族のため、社会のため、大切な人のためなど誰かのために働くということは、困難に直面した際の原動力となります。

私は、今とても仕事が充実しています。それは、貧しい子どもたちなど、誰かの幸せにつながることが強く実感できる仕事だからです。できないことがあっても、チャレンジし、これは自分にもできるという気づきが毎日のようにあります。国際協力分野はどんな経験も次に活かすことができる、そういう業界かもしれません。

団体アピール

現在、チャイルド・ファンド・ジャパンは、ポストMDGsに向けて、「Free from violence and exploitation~子どもへの暴力のない世界を目指して~」というグローバルキャンペーンを展開しています。
キャンペーンでは、ウェブサイトからオンラインで賛同署名を集めています。
http://jp.freefromviolence.org/take-action/

世界で10万人の賛同署名を集めることを目標としています。
是非、皆さんも、子どもの未来を変える運動に参加してください!
 


子どもにやさしい学校環境整備プロジェクト(ネパール)
山岳地帯にあるラメチャップ郡の小学校建設風景


スリランカでのスポンサーシッププログラム

 

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