(特活)ケアリングフォーザフューチャーファンデーションジャパン(CFF)

 

 

(特活) ケアリングフォーザフューチャーファンデーションジャパン
インターン:石井 丈士 (いしい・たけし)さん

それぞれにできることを発揮し、持っているものをシェアし、
小さな力がたくさん集まって、CFFができています。

ケアリングフォーザフューチャーファンデーションジャパン

 《プロフィール》
2008年3月に桜美林大学を卒業し、6月からフィリピンへ。1年目はCFFフィリピンインターンとして、2年目は現地スタッフとして、フィリピンで活動していました。そして昨年は日本に帰国し、「外務省NGOインターンププログラム」インターンとして、CFFジャパン日本事務局で働いています。CFFでの活動は4年目になります。人との出会いが好きなので、毎年フィリピンやマレーシアに渡り、たくさんの新しい出会いがある今の仕事に喜びを感じています。 


 マレーシアで池作りワーク


東松島(被災地)でボランティアセンター運営

Q&A 石井さんに聞いてみました

Q:団体の活動について

A:CFFは「より豊かな未来の基盤」の構築をミッションとして掲げ、(1)世界の厳しい立場に置かれた子どもたちの支援と、(2)将来の世界・社会を担っていく次世代=青年の育成を行っているNGOです。

主にフィリピンとマレーシアを活動のフィールドとして児童養護施設「子どもの家」の建設と支援を行っています。そして、これをワークキャンプやスタディツアーを通して青年たちと共に行うことで「子どもたちの支援」と「青年育成」の両立を実現させています。これまでに2000人以上の日本人青年ボランティアを現地に派遣してきました。現在フィリピンでは14人の子どもを受け入れており、マレーシアでは11月に初めての子どもを受け入れる予定です。

また今年度は3月11日の震災を受けて、4月から青年たちとの協働の中で被災地の支援活動も行っており、現在も継続して活動を続けています。 

Q:所属団体で活動するきっかけは?

A:大学1年生のころ、「子ども」「貧困」「戦争と平和」をキーワードに海外へ行くことを考えていたときに、CFFのワークキャンプを知り、参加したことがCFFとの出会いでした。ワークキャンプの2週間では新しい仲間と共に海外で過ごす日々がとても刺激的であり、また「子どもの家」で子どもたちと共に過ごした時間はとても幸せなものでした。

そして、そのワークキャンプの最終日にマニラで、真っ黒に汚れた5歳程度の幼い子どもと出会いました。彼はTシャツ1枚で、私に向かって来て、ふっと手を差し出しました。その掌は小さく、黒く汚れていて、彼の眼はいまにも泣き出しそうでした。そのときただその子の前に立ち尽くし、なにもできなかった自分、あまりにも無力だった自分がいたことを今でも覚えています。

この出会いがあり、日本に帰国してから「例え小さくても自分にできることがあるならやろう!」、そう思い、CFFの活動に関わっていくようになりました。

Q:どのような活動を行っていますか。

A:海外では、ワークキャンプ及びスタディツアーのディレクター(プログラムの全体統括者)として、プログラムの運営を現地スタッフと共に行っています。また海外事業の広報や報告も重要な活動として位置付けて、業務にあたっています。

日本国内では今年度、東日本大震災の被災地支援担当員となり、活動の立ち上げから運営にあたってきました。被災地では主に現場でのボランティアコーディネーションや地元災害ボランティアセンターの運営補佐などの活動を行ってきました。

またCFFジャパンの事務局員として基本的な事務作業に加え、国内活動に従事している学生ボランティア及びインターンの指導・マネジメント、国内での事業報告、広報、資金調達など組織運営に従事しています。

Q:今年で2年目のプログラム活用ですが、1年目を終えて感じたことは?

A:1年間、CFFという団体で青年たちと共に社会にある問題の解決に本気で取り組んできました。困難が多く、悩みが絶えない日々でしたが、こうして自分がやりたいことに挑戦する時間と役割が与えられていることに喜びを感じながら進んでくることができました。

学生時代はただただ活動に没頭し、活動を推し進めていけばよいだけでしたが、現在はただの学生時代の延長ではなく、組織の一員としての責任や期待を背負って活動していくことの重要性を感じました。そういった中、実務面ではミスが多く、書類の作成能力や文章校正能力など基本的な能力が欠けていることに気づかされました。

また、NGO職員としては、今ある事業の中に身を置きその中で与えられた役割を果たしていくのでは十分ではなく、自らが活動を創造し、運営していくことが必要だと感じました。このように自分自身が社会に対してアクションを起こす活動ができる喜びを感じながらも、自分自身にとっての多くの課題を見つけることのできた1年間でした。

Q:スキルアップのためにしていることは?

A:特別なことではないかもしれませんが、日々の活動、日々の業務の中で些細なものであっても、その一つひとつの仕事が組織や社会にとってどんな意味があり、どんな価値があるのかということを常に考えて活動をするようにしています。

 また、将来的には社会で活躍できるリーダーを育成できる人間になりたいと考えており、そのために人がどのような環境において、どのような影響を受けることで成長していくのか、という視点を常に持つようにしています。

まわりにはたくさんの学生たちが日々活動しており、彼らの成長は目を見張るものがあります。そういった視点を持って彼らと接することで、リーダー育成についてのスキルを体得しています。

Q:海外研修について

A:前述したようにフィリピンとマレーシアで主にワークキャンプとスタディツアーのディレクターを担当します。CFFのプログラムディレクターはプログラムの全体統括能力や、安全管理能力が必要とされるにとどまらず、組織や社会全体に対してビジョンを持ち、社会の課題解決に取り組む中でプログラムの参加者の育成を担えることが求められます。そういった役割を担う中で、社会にインパクトを与えられる人物となること、リーダーを育てられる人材になることを目指していきます。

具体的には7月にフィリピンに入り、ワークキャンプとスタディツアーの準備。8月にはフィリピンでスタディツアーのディレクターとしてプログラムを実施・運営、その後はマレーシアに渡り、ワークキャンプを実施・運営してきました。

来年の1月にはフィリピンもしくはマレーシアに再び渡り、4月までワークキャンプ・スタディツアーの運営に従事する予定です。また日本から見えにくい海外の活動状況などを支援者や寄付者、会員向けに行っていきます。

Q:今後のビジョンは?

A:まずは現在所属しているCFFジャパンで豊かな未来を描きながら活動を続け、社会に少しでも貢献しながらスキルアップを続けることです。具体的には基本的な事務処理能力に加え、組織運営に欠かせない経営能力、そしてNGOの組織運営に欠かせない資金調達能力、そして人材育成能力、新規プロジェクトを創出し運営していける力を身につけていきたいと考えています。

それから先は、今ある組織や、今ある活動の中に留まるのではなく、自らが社会に貢献していける運動体を組織することを目指しています。

Q:国際協力分野で活動を目指す人へメッセージ

A:国際協力は、自分の人生を社会のためにいかす、一つの形でしかないと思います。あまり偉そうなことは言えませんが、国内であろうと、国外であろうと大切なのは「なんのために?」「誰のために?」活動するのかということだと思います。国際協力に関わらず、常にすべての人たちと共に豊かな未来を築いていきたいと願っています。 

団体アピール

3月11日に、日本は東日本大震災によりかつてない被害を受けました。そのときCFFでは「何かしよう」「自分たちにやれることがあれば」とボランティアたちから多くの声があがりました。そして被災地支援活動が始まり、今も多くのボランティアに支えられながら活動は続いています。

そしてこの夏は被災地での支援活動を行いつつも、例年より一つ多く海外ボランティアプログラムを実施しました。「国内にボランティアが集まるのではないか?」という懸念の中、それでも、この夏の海外プログラムへの参加者数は過去最高でした。学生を中心とした数多くの過去プログラム参加者が、南は九州から、北は北海道まで「子どもたちのために」という思いから自発的に広報を推し進め、説明会を実施してくれました。

CFFはひとりの天才やカリスマが組織を引っ張っていて、それによって成り立っているわけではありません。それぞれが、それぞれにできることを発揮し、それぞれが持っているものをシェアし、小さな力がたくさん集まってできています。それがCFFです。 


フィリピンで現地人キャンパーリクルート 

 

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