10月の活動日記

第3週:10月6日~12日

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ホームステイ先のご家族と

日本語学習が2週目に入り、簡単な日本語で、地元の人たちと会話ができるようになってきました。

ホームステイ先での生活にもなじみ始めた時、ボランティアから「朝の迎えの時間を遅くしてほしい」とコーディネーターに申し出が。毎日ぎっしりのスケジュールで疲れてしまったのかな・・・。不安を胸に、コーディネーターが理由を尋ねてみると、「今のスケジュールでは疲れてしまって、家事を手伝えない。もっと(ホームステイ先の)お母さんの助けになりたい」とのこと。「ホームステイ先のご家族を本当の家族のように思い、交流を深めているようです。

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NPO法人吉里吉里国の皆さんに挨拶

一方、活動先への配属が翌週に迫る中、活動先の釜石市の野田武則市長を表敬訪問しました。また、ボランティアの活動を受け入れてくださる方々にも挨拶にうかがいました。

配属先の一つ、大槌町にあるNPO法人吉里吉里国(きりきりこく)の理事長を務める芳賀正彦さんは、 青年海外協力隊の元エチオピア隊員です。

同NPOには、第1陣のボランティア3人の活動受入にも協力をいただきました。今回は、ケニア出身のサリム・セイフ・コンボさんが同NPOで活動します。

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釜石市の野田市長への表敬

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犠牲者への黙祷をささげるボランティア

第4週:10月13日~19日

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おそるおそる料理を口に運ぶ子どもを見守るイェミスラッチさん(右)

いよいよ、ボランティア活動がスタートしたこの週、エチオピア出身のイェミスラッチ・ゲブル・ウォルデさんは、世界の料理教室「Eat The World」でエチオピアの食文化を伝えました。

この企画は、イェミスラッチさんの彼女の配属先である釜石スクラムスクールによる企画。釜石スクラムスクールは、当協会と釜石市教育委員会による事業で、仮設住宅に入居する中高生のための自習室のオープンに加え、月2回、社会学習イベントを開催います。

このイベントは、当協会が派遣する国内協力隊員である元青年海外協力隊と共に、子どもたちに食文化から世界に目を向けてほしいと企画したもの。この日はケニア出身のサリム・セイフ・コンボさん、カメルーン出身のパウリーン・ンドフォ・ンジャさんも参加。エチオピア料理の定番スープと、主食のインジェラ(日本風にそば粉を使用)を試食した参加者は「辛い、でもおいしい!」と、何度もおかわりしていました。

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地図の上でアフリカを紹介するポーリーンさん

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参加者と記念撮影

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遠野中学校の生徒たちに囲まれたボランティア

一方、岩手県遠野市の教育文化振興財団で活動するナイジェリア出身のウゴチュク・チディエベレ・ンワニャさんとアサ・エヨ・エティムさんは、遠野中学校と遠野高校でアフリカを紹介する講座を実施しました。

アフリカの映像や音楽を流してダンスを始めると、教室の雰囲気が「アフリカ」に様変わり。その後2人は母国ナイジェリアを写真と共に紹介しました。

アフリカといえば、サファリや野生動物のイメージが強いですが、近年の急速な経済発展を受けて、首都はとても近代化しています。たくさんのビルが建ち並び、ビジネスマンが歩いている内ナイジェリアの写真を見た生徒は「動物や砂漠だけではないアフリカの一面を知る、よい機会だった」と感想を述べていました。

 第5週:10月20日~26日

配属先にもなじみ始め、ボランティアたちの活動も本格化してきました。岩手県遠野市の観光協会で活動するエデン・ヨハネス・ヨセフさん(エチオピア出身)は、地域のよさを外部に発信し、多くの外国人観光客を遠野に呼び込もうと、自身の体験を英語でつづったブログを開設しました。

エデンさんのブログ"Nippon according to me"

 

デイビッド
子どもたちにアフリカを紹介するデイビッドさん

一方、当協会が市と連携し、仮設住宅の入居者サポートを行う宮城県岩沼市では、元青年海外協力隊員と共に活動するデイビッド・ワイナイナ・クリアさん(ケニア出身)が、自身で企画した初めてのイベントを開催しました。

ケニアの文化を楽しんでもらいたいと開催したイベントには、30人を超える参加者が集まりました。

アフリカの人々は歌や踊りが大好き。その文化には、人を元気にさせる力があります。この日は、デイビッドさんが披露するケニアの歌やゲームを通じ、集まった人々に楽しい時間を過ごしてもらうことができました。 

第6週:10月27日~11月2日

サリムさん
薪割りをするサリムさん

ケニア出身のサリム・セイフ・コンボさんは、岩手県大槌町吉里吉里(きりきり)にあるNPO法人「吉里吉里国」で活動しています。

同NPOは、復興に向けて雇用を創出し、地域再生に取り組もうと、「復活の森」プロジェクトとして、長い間手つかずになっていた人工林を間伐し、間伐材を木工製品や薪などのバイオマス燃料として販売しています。

サリムさんは釜石市に滞在し、路線バスで約40分かけて吉里吉里に通い、薪割りに励んでいます。

AUのボランティアではプログラムマネージャーとしてスーダンの事業に携わっていたサリムさん。スーダンでは常に車での移動だったので、路線バスに乗るのは、小学生以来だと話しています。

サリムさんの授業
スライドを使ってケニアを紹介するサリムさん

10月29日には、地区にある吉里吉里小学校で、アフリカ紹介の授業をする機会をいただきました。参加したのは5年生の25人の児童の皆さん。アフリカの遊びや歌を紹介したほか、スライドを使ってケニアがどんな国かを紹介。同時に、ケニアで知られる日本についても紹介し、ケニアと日本のつながりも含めて児童に伝えました。

授業が終わった後、副校長先生から同町の津波の被害について説明を受けました。津波で家族を失い、まだ心の傷が癒えない児童もおり、学校では津波の話をすることができないといいます。そんな中でも、サリムさんが授業で歌や遊びを紹介すると、子どもたちは笑顔を見せており、先生も「こういった機会は大切です」とおっしゃっていました。

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