4月の活動日記

4月1日 ボランティア第1日目(大槌町吉里吉里)

薪割初体験
NPO法人吉里吉里国理事長の芳賀さん(右)の指導の下、薪割りをする
アデリアさん

日本到着後のオリエンテーション、語学研修、協力機関や関係者への挨拶を終えて岩手に到着した一行。この日からいよいよボランティア活動が始まりました。

釜石市を拠点に活動する3人は、エチオピア元隊員の芳賀正彦さんが理事長を務める、NPO法人吉里吉里国で薪割り作業をします。

ボランティアたちはみな、初めての薪割り。モザンビークから来たアデリアさん(中)は、芳賀さんの指導を受けて、斧を振りおろします。

ちょっと動きがぎこちないですが、2か月の活動の成果に期待しましょう。

デニスさん
ルワンダ出身のデニスさん(手前)も初めての薪割り

薪運び
木材の運搬

説明

芳賀さんから、木の伐採についての説明を受けるボランティアたち

薪運び

木材運びの車を運転するのは、ケニア出身のローレンスさん

 4月2日 花壇づくり(釜石)

花壇づくり
この日は2か所の花壇に花を植えました

遠野で活動する4人のボランティアたちは、前日、大船渡と陸前高田の状況を視察し、この日から、「遠野まごころネット」の活動に参加しました。

この日の作業は、釜石・箱崎地区での花壇づくり。一般のボランティアの人々に混じり、アフリカ青年たちも花の苗を植えました。

4月5日 大槌町・碇川町長への表敬訪問

大槌町長と
碇川町長(中)の後ろは、「がんばれ!大槌町」と書かれた大漁旗

NPO法人吉里吉里国理事長の芳賀さんと共に、ボランティア活動先の吉里吉里国がある大槌町の碇川豊町長を表敬訪問しました。

碇川町長から、町の被災の状況や復興に向けての計画などのお話をうかがったボランティアたち。

「町長のお話を聞いて、復興の難しさ、そこにかかわる人々の活動の意義深さを学んだ」「甚大な被害を受けながらも、前向きに復興に取り組み、災害に強い町を再建しようという町長の思いに感銘した」とボランティアたちは感想を報告してくれました。

4月10日 遠野で農業のお手伝い

農業ボランティア
外したマルチが強風にあおられ、重さが増します

この日、遠野で活動する4人のボランティアたちは、お世話になっている近所の農家のお宅で農作業を手伝いました。

「マルチ」と呼ばれる、植物の根を覆うビニールの引き抜き作業です。 小雨と強い風の中、黙々と作業を続けました。畑の土が湿っていてビニールが重い時には、機械を使って引き抜きます。
 

小雨の中でもがんばります
小雨の中での作業

機械を使って引き抜き
機械を使って「マルチ」を引き抜く

4月14日 イネの種まき(遠野)

種まき
種まき用の機械を使ってどんどん作業が進みます。機械によりタネがまかれた
苗箱を拾い上げていきます

遠野で活動する4人のボランティアは、当会が2011年に開始した「ふるさと新生モデル事業」の活動にも加わります。

この事業は、遊休農地を田んぼに戻し、そこで採れたコメは子どもたちの栄養改善に役立ててほしいとをアフリカ・マラウイに送り、その過程で、事業を地域活性化や国際交流にもつなげていこうとするものです。

5月の田植えを前に、この日はイネの種をまきました。

苗箱の水やり
種まきが終わった苗箱を外に並べ、水をやります

温度管理
水をやったら、温度を保つために箱の中に集め、密封します

4月15日 岩手県の達増知事を表敬訪問

達増知事への表敬訪問
達増知事(左)に挨拶をするアニック代表。取材するメディアに囲まれて
緊張の面持ちです

この日は久しぶりにボランティア全員が集まり、当会の金子洋三会長、遠野事務所の佐藤幸雄所長と共に、岩手県の達増拓也知事を表敬訪問しました。

ボランティアの代表として、カメルーン出身のアニックさんが「アフリカの代表として、被災地のために役立てる活動をしていきたい」と挨拶を述べました。

達増知事からは、「アフリカの国々に被災地の状況を伝えてほしい。また、今後アフリカとの絆が深まることを期待しています」と励ましをいただきました。

4月16日 アフリカン「お茶っこサロン」を開催(遠野)

お茶っこの様子
お茶っこサロンの様子

この日は、遠野市の仮設住宅サポートセンターで、アフリカボランティアによる「お茶っこサロン」を開催しました。

内陸にある遠野市は津波の被害を受けなかったものの、岩手県沿岸部で被災し、避難した人々のための仮設住宅があります。当会は災害救援専門ボランティアを派遣して入居者へのサポートを続けており、この日はアフリカボランティアと青年海外協力隊経験者が共に「ボランティア」として活動する日となりました。 

通称「こじろう」のベルハヌさん
エチオピア出身のベルハヌさんがコーヒーを用意

この日の「お茶」は、コーヒーの産地として名高いエチオピア出身のブラハヌさんが持ってきたコーヒーです。それを、当会ボランティアの渡辺長さん(H22-3/ネパール/理学療法士)が注ぎ分けます。ヤカンで湯を沸かし、挽いたコーヒー豆をお湯の中にそのまま投入する「アフリカ方式」でコーヒーをいれました。

ところでブラハヌさん、遠野では「小次郎」と呼ばれています。誰にでも名前を憶えていただけるようにと、ホームステイ先のホストファミリーの方が、日本の名前を付けてくれました。女性たちは「桜さん」と「梅子さん」。男性は剣豪、「武蔵」「小次郎」の名前をいただきました。

ゴスペルソングを歌う、バリさん
ゴスペルで“You Raise Me Up”を歌う、バリさん

コーヒーの準備ができるまで、エチオピアのお菓子を楽しみます。この日集まってくださった皆さんから、ボランティアたちへの質問が寄せられました。

遠野では「梅子さん」と呼ばれている、カメルーン出身のバリさんが、集まってくださった方々にゴスペルソングを贈りました。バリさんの深く豊かに響く歌声に、みなさんはとても喜んでくださいました。

 4月17日 釜石市で英会話教室「チャットラウンジ」をスタート!

チャットラウンジの様子
「チャットラウンジ」の様子

「鉄とラグビーのまち」として知られる釜石市は、2019年に日本での開催が決まっているラグビー世界大会の誘致を目指しています。そこで、釜石で活動する3人のボランティアたちは、地域の国際交流をお手伝いしたいと、英会話教室「チャットラウンジ」を立ち上げました。

クラスは「ビギナー」と「アドバンス」の2クラス。それぞれ1時間ずつ、開催します。

クラス初日となる17日、どれだけの人が集まるか不安でしたが、14人の市民の皆さんが参加してくださいました。

このクラスは5月下旬まで開催予定です。

 4月20日 釜石スクラムスクールで子ども向けイベント「アフリカン・ワールド」を開催

アフリカンワールド
「アフリカン・ワールド」の様子

2012年5月より、当会は釜石市の仮設住宅で生活する中高生のための学習支援事業「釜石S☆Cram School(スクラムスクール)」を釜石市教育委員会との連携により実施し、自習室の運営と、学習イベントを開催しています。

この日はボランティアが講師を務め、ゲームを通じてアフリカを知ってもらいたいと、小中学生と保護者の方を対象としたイベントを開催しました。イベント終了後は、帰りたくないと、親御さんに「バイバイ」と手を振るお子さんが何人かいたようです。「楽しい時間を過ごしてもらえたようでうれしい」とボランティアは話していました。 

アフリカンワールド
アフリカといえばダンス! 

アフリカンワールド
参加者には修了証をお渡ししました

4月24日 「薬師窯」でのお手伝い(遠野)

薪運び
小雨の中、薪集めを手伝います

この日、遠野で活動する4人のボランティアたちは、遠野市を拠点として活動するNPO法人「山・里・暮らしネットワーク」から紹介をいただき、宮森町にある「薬師窯」で、陶芸家・菊池和好氏の作業をお手伝いしました。

薬師窯は東日本大震災でレンガが崩れ、窯が使えない状況が続いており、全国から駆け付けたボランティアらの手により、修復が進められています。ボランティアたちは小雨が混じる天候の中、薪運びと窯の修復を手伝いました。

休憩時間は薪の上に座って、菊池さんと人生について語り合いました。「理想があってもたいていの人は妥協して人生を送っていくが、ぶれずに理想を追い求める菊池さんの姿が素晴らしい」「自分も、国で『農業をやりたい』と言うと周囲の人々が怪訝な顔をするが、人生に重要なのは金や地位ではないという菊池さんの考えに共感する」といった感想を述べていました。 復興支援と日本の知見を学ぶためにこの活動を決めたボランティアたちですが、陶芸家として活動する菊池さんの人生論から多くのことを学んだようです。

薬師窯
休憩時、菊池さんと人生観について話しました

室内で石運び
雨が本降りになったため、室内で石運び作業。窯の復旧作業が進み、今年中には再始動の見通しだそうです
 

4月28日  サポートセンターのお花見に参加(遠野)

お花見
屋外でのお花見

ボランティアが到着した3月17日、東京では桜のつぼみが開き始めていました。3月下旬、満開になった桜が散り始めたころ、ボランティアたちは活動地となる岩手に向かいました。

しかし、遠野の桜の見ごろは5月上旬です。この日は花のつぼみはまだ固く閉じたままでしたが、仮設住宅のサポートセンターではお花見が開かれました。ボランティアたちは、仮設住宅の皆さんと外での食事を楽しんだ後、室内に移動し、日本の歌『北国の春』と、マイケル・ジャクソンの『Heal TheWorld』を披露しました。

その後、皆さんの踊りの輪に加わり、日本舞踊で楽しいひとときを過ごしました。

『北国の春』を歌います
『北国の春』を披露

踊りの輪に加わります
カメルーン出身のバリさんが踊りの輪に加わりました

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