廃校利活用の図書館カフェ「上郷のんびり広場」、オープンに向け準備中(2014年9月)

旧上郷中学校の利活用について地域の方と協議する「寄り合いワークショップ」を6月に開始してから4か月、ついにその中の一つのアイデアが形になり始動しようとしています。中学校の図書館だったスペースを利用し、自由に本を読んだり、お茶を飲みながら会話を楽しんだり、学生さんには学習の場として利用していただける図書館カフェ、「上郷のんびり広場」です。その名の通り、地域の人々が気軽に立ち寄り、のんびりと過ごしていただける空間づくりを目指して名付けました。

運営委員会の会議
運営委員会議

これまでに2回のワークショップを行って原案をまとめた後、運営委員会を立ち上げ、さらに協議を重ねてきました。企画を進める上で難しかったのが、「出されたアイデアをどのように実現させていくか」ということです。

実際に運営していこうとすると、誰がやるのか、どのようにやっていくのか、資金はどうするのかなど、多くの課題が露呈してきます。アイデアを具現化し、さらにそれを軌道に乗せていく難しさを知りました。それでもこのように形にすることが出来たのは、地域の方々との協働による進め方があったからこそでした。

図書館改装前
図書館改装前

地域住民、上郷地区センター、JOCAからなる運営委員会会議は、仕事が終わった平日の夜に集まり、何度も話し合いを重ね、休日には図書館内の改装を行うなど活動をしてきました。

中でも、メンバー団体の一つ、地域の若者による有志団体「上郷元気隊」は、頼れる存在です。元気隊の皆さんは中学校の活用だけでなく、地域活動にも積極的に取り組まれており、私自身も遠野や近隣地域の案内をしていただくなど、公私にわたってお世話になっております。


図書館改装後

うれしいことに、当協会が発行している地域の広報紙「ここからタイムズ」を見た若いお母さんが運営員会に参加してくださっています。小学生のお子さん3名も運営委員会議に一緒に参加してくれるので、とても賑やかな会議になっています。

こうして少しずつではありますが、地域のいろいろな方の力が集まって今回一つのカタチが生まれようとしています。このように、ものごとが一歩ずつ前進する形成過程を間近で見ることはなかなかなく、とても貴重な経験をさせていただいています。

10月中旬のプレオープン、11月の正式オープンに向けて準備を続けています。プレオープンの日に多くの方にご来館いただけるように、さまざまなイベントを企画しています。

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遠野まつり「郷土芸能パレード」神楽でデビュー
遠野まつり「郷土芸能パレード」の神楽で
デビューした筆者(写真中央)

さて、話はがらりと変わりますが、遠野市最大のお祭り「遠野まつり」が9月20、21日に開催されました。遠野市に50以上ある郷土芸能団体が一堂に会し、街中と八幡神社を練り歩く盛大なお祭りです。

私は郷土芸能の中「平倉神楽」を習っており、今回、祭りに参加する機会をいただきました。たくさんのお客さんに見守られる中、地域の子どもたちと一緒に郷土芸能パレードに参加した他、八幡神社の神楽殿では「稲田姫」の大蛇を担当させてもらい、舞台にも上がりました。衣装に袖を通すと、ビシッと気合が入ります。神楽の持つ独特の神聖な雰囲気や、練習の成果を人前で披露する快感を覚え、ますます神楽にはまってしまいそうです。

今後は稲刈りも控えており、遠野の秋はイベントがもりだくさんです。実りの多い秋になることを願い、田んぼに、図書館カフェに、特産品に、神楽に、と地域に根ざした活動にしっかり力を入れていきます。

報告:遠野事務所研修生 新保隆彦

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