遠野での研修を終えて(2014年6月)

青年海外協力隊の派遣前訓練が始まる前に何かしたい、自分をより成長させたいと思い、4月14日から参加した「ふるさと新生モデル事業」での研修が、早くも終わりを迎えました。

田植え機で作業
初めての農作業

私の遠野での主な活動は三つです。

一つ目は、事業の主な活動である農作業です。遠野の遊休農地を利用して稲作を行い、収穫したコメを焙煎し玄米粉としてマラウイの小学校に送るプロジェクトの手伝いで、人生で初めて農作業をしました。田植えに向けた田んぼづくり(側溝掃除、田んぼの水抜き、肥料運び、田んぼのごみとり、手植え等)のほか、佐藤幸雄所長(昭和62年度3次隊/ガーナ/食用作物・稲作栽培)の指導の下で、機械による耕耘や田植えも経験しました。何ぶん初めての経験が多く、苦労もありましたが、その都度地域の方々が声を掛けてくれたり、指導したりして下さいました。時には、差し入れまで下さり、その全てが私の励みになりました。今回田植えをした28枚(3.2ヘクタール)の田んぼの稲が、立派に育つことを願っています。

体育の授業に参加
体育の授業に参加(北小学校)

二つ目は、地域の小学校での体育研修と指導です。

私はザンビアの小学校に体育教員として派遣される予定ですが、教師としての実務経験がありませんでした。そこで今回、遠野北小学校で3週間、勉強する機会をいただきました。

運動会シーズンということもあり、授業のほとんどが運動会に向けた練習で、運動が苦手な子どもへの補助等で授業に関わりました。1学年から6学年まで全ての学年の体育授業に参加する機会を得て、学年ごとの先生方の話し方、生徒との接し方等多くのことを学ぶことができました。途上国には運動会という文化がないため、北小学校で学んだことを生かし、ぜひ運動会を開催したいと思います。

ハードルを実演
児童にハードルのお手本を実演

上郷小学校では、6月7日の全国小学校陸上交流大会岩手県大会遠野・釜石地区予選に向けて、放課後に陸上を指導しました。私が体育大学に通っていたことから、地域の方の紹介でこのような機会をいただきました。

主に高跳びの指導に携わりましたが、限られた時間の中での指導であったため、ポイントを絞った指導を心掛けました。自己ベストを更新しようと果敢に練習に励む子どもたちと共に、濃い時間を過ごせたと感じています。

ピザ販売は大盛況写真
ピザ販売は大盛況

三つ目は、上郷元気隊との活動です。

この「上郷元気隊」は、若い力で上郷町を“元気”で、かつ“暮らしたい”町にしていこうという思いから、昨年の12月19日に上郷町に在住する15人のメンバーが集まり、発足しました。

上郷元気隊との活動では、6月1日に開かれた町内運動会会場で、以前共同で造った釜でピザを焼き、販売しました。ピザは町民の方々から好評で「おいしい」という感想のほか、「ぜひ作ってみたい」というコメントも多く頂きました。元気隊のテーマである、“元気”で“暮らしたい”町づくりに、このピザ釜は今後、大いに活躍するであろうと感じました。“地域のために”と奔走する元気隊の方々との活動からはとても刺激を受け、実りある時間を過ごすことができました。

元気隊メンバーと作ったピザ
元気隊の方々と作ったピザ

最後になりましたが、地域の多くの方々の協力を得て、このような活動ができ、遠野という地域の人柄の良さを存分に感じた研修となりました。出会ったすべての方々に感謝しています。

遠野で学んだことを生かし、ザンビアで元気に活動してきたいと思います。

報告: 山下 大貴(平成26年度2次隊・体育でザンビアに派遣予定)

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