JOCA田んぼ 2年目の田植えで国際交流(2013年5月)

東日本大震災の救援後方支援拠点となった遠野市。当会も同市に活動拠点を置いたことが縁となり、遊休農地の活用を通じて地域の活性化、国際協力の推進、人材育成を目指し「ふるさと新生モデル事業」を2011年に開始しました。5月25日に岩手県内のOBや本部職員、地域の人たちのほか、同市で活動中のアフリカ青年ボランティアも加わり、2年目の田植えを行いました。 

田植え
黙々と苗を植える参加者

新緑が目にまぶしい晴天に恵まれたこの日、遠野市上郷町にある当会の「ふるさと新生モデル事業」実施圃場には、本部職員に加え、岩手県OB会会員、復興庁職員として釜石で活動する帰国隊員、遠野市の仮設住宅入居者や当会とアフリカ連合の連携事業により遠野市で活動中のアフリカ青年ボランティア、そして日々農業の指導をいただいている地域の方々など、約40人が集まりました。

稲作隊員OBの当会大塚正明事務局長のデモンストレーションの後、岩手県の推奨品種「いわてっこ」の苗を植え、2年目続けての参加となる人も多かったことから早いペースで田植えが進み、午前中で作業が完了しました。


エチオピアのおかずを配る、
AUボランティアのブラハヌさん

この日のお昼ごはんは、「JOCA‐アフリカ連合委員会連携事業」で活動中のアフリカ青年ボランティアがエチオピアの「ティブス(牛肉炒め)」とケニアの「ウガリ」を用意。臼と杵でついたお餅、おにぎりや地域の人からいただいた差し入れとともに提供しました。初めて食べるアフリカ料理に舌鼓を打ちながら、元キルギス隊員による同国の弦楽器「コムズ」の演奏に耳を傾け、ちょっとした国際交流の場となりました。

昨年は2.2ヘクタールの遊休農地を田んぼに戻し、12トンの収量がありました。このコメは玄米粉としてアフリカ・マラウイで学校給食を通じて子どもの栄養改善に役立ててもらおうと、6月より実施学校の選定調査を開始します。

今年は農地が2.8ヘクタールに広がり、地域の人は「稲作をやめてこれまで荒れていた土地に久しぶりに田んぼの風景が戻り、景色がよくなってうれしい」と話してくれました。この日、手で稲を植えたのはそのごく一部。これ以外の田んぼは佐藤幸雄遠野事務所長(S62-3/ガーナ/食用作物・稲作栽培)と福寄順子職員(H7-3/グアテマラ/野菜)、協力隊を目指し、昨年6月からこの事業で農業技術を学ぶ金井勇人国内協力隊員が中心となり、地域の人々の技術指導の下、機械で植えました。これからは、水量調整や水温管理、畔の草刈りなど、立派な稲を育てるための多くの作業があり、気の抜けない日々が続きます。お米を育てることがいかに大変かを学び、今年の豊作を願いながら、この日のイベントを終えました。


キルギスの弦楽器「コムズ」を奏でる、元キルギス隊員


賑やかに、臼と杵で餅つき


田植えを終え、ケニアからのAUボランティア、
ダニエルさん(左)と佐藤所長が一本締め


イベントが終わった後も、現地スタッフの作業は続きます。
苗の補植をする金井隊員

 

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