草刈り共同作業(2011年11月)

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朝礼での久保調整員(右)と筆者(右から2人目)

遠野の新たなプロジェクトがやっと動き出しました。11月5日、廻立(まったつ)地区(JOCAのプロジェクト実施地区)の草刈り共同作業があったのですが、地域の田んぼの地主さん方が12人、JOCAからは、久保調整員と筆者が参加しました。

まず集合して朝礼が始まりました。集落の組合長のご挨拶の後、われわれ二人が自己紹介をしました。

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新しい草刈り機を引っさげ、バンバン刈り込む

地主さん方の中には、既に顔見知りの市役所の職員の方や、区長さんそして農業会議の方なども参加されていたので、緊張する事もなく、スッと受け入れられた感じでした。作業要領の説明の後、早速草刈り機のエンジンをかけての作業となりました。私らの草刈り機は、購入したばかりの新品でしたので、バンバン刈っていきました。

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74歳のおばあちゃんもバリバリ草を刈る

今回の草刈り作業の正式名称は「中山間地域等直接払制度」といって、農林水産省の制度なのです。耕作放棄地化を防ぐため、地域で年2回、圃場(ほじょう)の廻りの畦(あぜ)、道路、そして地主が不在である圃場などの草刈りをしています。流域全体では、水田の面積では14ヘクタールあります。 

今回それを14人で下流域から上の方に攻めていきました。そしてなんと驚いたことに、よく見るとおばあちゃんが一人、ちゃんと草刈り機を下げて作業されているではありませんか。後でこっそりお年を尋ねたところ、74歳とのこと。

作業は8時半ちょうどに始まり、10時に休憩が入りました。お茶、缶コーヒー、そしてコッペパンが支給され、われわれは畦道に車座になって座りました。話題の中心が、どうしても私たちに集中します。「東北の言葉はわかるか?」と質問され、「いやあ、ご高齢の方の言葉を聞いた時、バングラデシュにいるのかと思いましたよ」と言ったら、大笑いでした。

15分ほどの休憩の後、区長さんの「始めっか!」で再開。圃場の中の草刈りでは、湿田に足が取られ、膝くらいまで浸かるところがあったり、背丈以上の草があるところもあり、汗びっしょりになりました。日頃の運動不足もあり、最後は少々ふらふらになりましたが、いい汗をかきました。お昼過ぎまでかかりましたが、4時間の作業が終了しました。長老の方から、「お疲れ!お疲れ!」と笑顔で声を掛けられました。

久保調整員も達成感のある満足の笑顔で戻ってきました。二人して、これで仲間入りできたかなと安堵(あんど)したのでした。

この遠野の新たなプロジェクトについては次回のブログで詳しくお知らせします。

 

報告:遠野事務所 渡辺督郎

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