信頼関係づくりの”コツ”〜青年海外協力隊員が成功したこと、失敗したこと〜(2017年1月)

1月21日、今年最初の「おきなわ世界塾」を実施しました。

講座の前半は、多くの青年海外協力隊が派遣された途上国で、活動中にストレスの原因となる、「人間関係」に焦点を当てました。人間関係とはつまり、信頼関係を作ること。今回はその”コツ”について学びました。それは、「自分のことを知ることの大切さ」や、出会ったときの挨拶に「一言」(=言葉への感情注入力)を付け加えることだったりします。こうしたコミュニケーションの“コツ”は、海外の人たちとのコミュニケーションだけではなく、日本の生活においても心がけたいものばかりでした。

グループワークでは、「私はこんな人」というワークシートを使って、初めて会うメンバーに自己紹介をしました(図:自己紹介ワークシート)。
 

自己紹介ワークシート「私はこんな人」
自己紹介ワークシート

ハマっているもの(マイブーム)というのは、その人の「好み」を表すもの。尊敬している人は、「価値観」を表す対象です。こうしたワークシートがあるだけで、いつもの自己紹介がより深く自分について考える時間となり、自然に「自己開示」することができます。

講座の後半は、まず、身近にいるリーダーや有名なリーダーシップを取る人を挙げながら、リーダーに必要な能力について話し合いました。

そして、コンセンサスゲーム「砂漠からの脱出」の実施。砂漠に遭難したとき、生き残るために最も必要な物は何でしょうか。12のアイテムから最も重要と思われるものから順番に順位を付けていくこのゲーム。まず個人で順位付けし、その後グループのリーダーを中心にグループの答えを出していきました。

「えっ!? このアイテムは役に立たないから、順位は下の方じゃない!?」
「あ! でも、昔みた本でこれがあれば生き残れるって書いてあった!」
「100kmぐらいなら歩けると思う!」

等々白熱した話し合いが各グループで行われました。

他の人と話し合うことで初めて得る情報。一人で考えるよりも、複数で考えたほうが、より「回答」(NASAが作った模範解答)に近くなることがわかりました。話し合うことの大切さ、合意形成の難しさ、Win-Winな関係をゲームから感じることができました。

参加者の声

  • 参加してみて、リーダーについて色々考えることができました。私も部活動のキャプテンをしているのですが、周りの意見を聞いて、自分の足りない点を見つけることができました。(高校生・女性)
  • 自分の価値観と違う意見を受け入れる難しさが分かった。特に、グループ内に自分と同じ意見の人がいた場合、少数の人の意見を聞かなくなってしまうことが分かった。(社会人・男性)
  • 特に、最後のコンセンサスゲームでは、”チーム”という言葉を深く考えさせられました。やっぱり、個人より団体で考えることが大切だと思いました。(高校生・女性)

 

今回のおきなわ世界塾では、知人・友人からの紹介で来られた方が多くいらっしゃいました。これまで参加した乗組員の皆さんが、身近な方々に声をかけてくれています。「おきなわ世界塾」は乗組員と一緒に展開していく講座です。これからもファンを増やし、色々な企画に取り組んでいきます。次回はこの時期恒例の合宿です。一泊二日、チームビルディング尽くしのプログラムを通して、さらに「世界人」へと成長していきたいと思います。 

優先順位を付けていく参加者
優先順位を付けていく参加者たち


リーダーを担当し、意見をまとめる難しさを感じた参加者

 (報告者:池田紘子)

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