2020年度第2回 おきなわ世界塾「世界共通の“笑”作り~コミュニケーション≠言葉⁉~」

 

2020年度第2回 おきなわ世界塾

「世界共通の“笑”作り~コミュニケーション≠言葉⁉~」

 

 

 2020年度初めての対面開催となる第2回おきなわ世界塾は「世界共通の“笑”作り~コミュニケーション≠言葉⁉~」をテーマに実施しました。

 

開催日時:2020年7月18日(土) 14:30-17:30
開催場所:JICA沖縄
参加人数:23名(専門学校生~一般、沖縄でインターンシップ中のキルギス人9名含む)
 

我如古塾長の挨拶でいよいよ世界塾開始! 3密対策で会場も広々!参加者23名!

 我如古塾長の挨拶でいよいよ世界塾開始       3密対策で会場も広々!参加者23名!

 

【当日のプログラム】
1.講義 (担当:JOCA井上)
人間関係構築に大切な要素を考えながら、国際協力の現場でのコミュニケーションに大切なことについて講義を行いました。

 「ソロモンの相づち」
協力隊として派遣されたジンバブエやソロモンで体験したバーバルコ/ノンバーバルコミュニケーションにおける日本の常識との違いについて伝えました。ソロモン人の夫も会場に足を運んでいたので、音声でもない、首を動かすわけでもない、ソロモンの眉毛を使った相づちを披露してもらいました。会場の参加者も予想外の動きに、驚きが広がっていました。

 「視点を変える」「平気の幅を広げる」
コミュニケーションと一言で言っても、表現の仕方は国によって違い、そういった表現をしている文化的背景があることを協力隊任期中の様々な場面で学びました。違った角度からの視点を持つことや、自分の価値観からは抵抗のある文化に遭遇した時の対処法として、上記の2つの言葉を参加者の皆さんに伝えました。


 

ソロモンの相づちを実演中 「平気の幅を広げる」参加者の印象に一番残った言葉

 ソロモンの相づちを実演中             「平気の幅を広げる」参加者の印象に一番残った言葉

 

「隊員のコミュニケーション術」
講義の最後に、ボランティア調整員として共に過ごした青年海外協力隊員から学んだコミュニケーション術について紹介しました。調整員として派遣されて良かったことの一つは隊員の皆さんの頑張りや工夫を疑似体験出来たたこと。人間関係づくりやコミュニケーションの取り方についても隊員それぞれ千差万別でした。印象に残った3つのエピソードを紹介させていただきました。そのうちの1つは、「生徒を理解したい」という隊員の思いが言葉を超えたコミュニケーションに繋がった話です。

“地方の学校に派遣された理科教育隊員は、授業後の時間に子供たちに目標を持たせることを目的に、部活動を実施。日本のように規律を重んじる運営体制のため、いつも遅れてくる生徒に怒ってばかりで、生徒も暗い顔に。ある日、遅れてきた生徒の手や服が汚れていることに気づきました。生徒は家の畑仕事を手伝っていたため、遅刻を繰り返していたのです。その後は、どうやったら生徒が練習に遅れずに部活に参加できるか相談をすることができました。
自分から口には出さなかった遅刻の理由を、相手の身なりや態度からメッセージを受け取ることができたのは、まさにノンバーバルコミュニケーション。相手を知りたいという気持ちが強いほど、良い人間関係を気づいていました。”

 学生の参加者からは「言語学習ばかりしていたけど、それ以上に大切なことがあると学べ、どの国でもコミュニケーションが取れる自信がついた」という感想が寄せられました。


2.チームビルディング(担当:JOCA柄澤)
後半は、チームビルディングを通してコミュニケーションを実体験してもらいました。コロナ感染防止のため、3密を避けるための接触しないアクティビティ選びには、頭を悩ませましたが、アクティビティが進んでいくにつれて、参加者同士の信頼関係が格段に向上しているのがわかりました。
今回は、異文化理解の実体験のために9名のキルギス人学生(19~20歳)がゲスト参加してくれました。簡単な日本語は理解できるものの、ワークショップの説明など難しい表現はわからないため、チームビルディングが始まってすぐは、キルギス語を話せる協力隊OVに助けを求める場面もありました。
 

 

 

我如古塾長の挨拶でいよいよ世界塾開始! 3密対策で会場も広々!参加者23名!

 アイスブレークで和やかな雰囲気          参加者にインタビュー

 しかし、最後のアクティビティになると、日本人もキルギス人も同じチームの仲間として、「自分たちの力でわかり合いたい」「自分たちの力で伝えてあげたい」という気持ちが強くなっているのを感じました。バーバルコミュニケーション難しい中で、一回・2回とチャレンジを重ねるうちに、ゲームの目標値であるタイムを大幅に伸ばすことができました。マスクでちゃんと表情は見えないものの、国籍・年齢関係なく共に喜んでいる姿から、達成感と満足感を得ている雰囲気が伝わってきました。 

我如古塾長の挨拶でいよいよ世界塾開始! 3密対策で会場も広々!参加者23名!

 仲間からの情報を得るために必死          チーム一丸で目標達成に挑む

*****参加者からの声*****
・協力隊として実際に活動していた時のお話が聞けて良かった。自分の常識にとらわれていては、自分の想いを伝えることも、相手を理解することも難しいのだとわかった。(大学生・女性)
・違う視点を持つことや文化の違いを理解するとはどういうことなのかについて具体的に知ることができた。(社会人・女性)
・一緒にゲームに取り組むことで初対面の緊張もほぐれ、コミュニケーションを学ぶ、違う視点を学ぶことができた。(社会人・女性)
・チームビルディングではコミュニケーションの難しさやどう伝えるか工夫することができた。話すことやゲームをすることで相手を知り、最初の講義で体験することを意識し、重要性がわかった。(大学生・男性)


次回は、コロナの影響を鑑みながら、国際協力の実践者を招いて、今できる国際協力について皆さんと共に考えたいと思っています。

 参加者の皆さん、ご来場ありがとうございました。またのお越しお待ちしています。

(執筆:井上)

 

 

 

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