信頼関係構築のための要素とは~第4回おきなわ世界塾「協力隊スペシャル~青年海外協力隊の活動事例から学ぶこと」(2015年11月)

「思っていることが伝わってない」「そんなつもりじゃないのに・・・」「何か空回りしている自分」――。仕事で、学校で、家庭で、こんな風に思った経験はありませんか。良かれと思って伝えた言葉や行動が、思わぬ誤解を生んでしまったり・・・。コミュニケーションへの悩みって尽きませんよね。

2年間の青年海外協力隊活動では、そんな誤解や勘違いの連続。習慣や価値観の違い、言葉をうまく話せないことによるミスコミュニケーションが日常茶飯事でした。2015年11月に開催した、第4回おきなわ世界塾「協力隊スペシャル~青年海外協力隊の活動事例から学ぶこと」は、そうした協力隊の具体的な体験事例を紹介しつつ、「8 Elements」(信頼関係構築のための八つの要素:資料1)ワークシートを用いて、参加者が日常的に気を付けていること、実践していることを書き出して共有しながら、コミュニケーションスキルの重要ポイントを探りました。平日の夜ではありましたが、高校生や大学生、協力隊OBや社会人等、20名を超える参加者がありました。

8 Elements
資料1:8 Elements

2時間のプログラムでは、体験談の紹介だけでなく、「ジョハリの窓」(資料2、注1)の解説を入れるなど、コミュニケーションのポイントを理論的に説明することで、参加者からは、「悩んでいたことが簡潔に具体的な言葉で聞けたので、すっきり整理できた」と好評でした。協力隊OBも2名ほど参加していましたが、「(協力隊の)派遣前訓練(注2)でこれを学びたかった」とのコメントをもらい、海外に出たときも役立つ、異文化コミュニケーションスキルを学ぶ要素が詰まった内容となりました。

ジョハリの窓
資料2 ジョハリの窓

 

次回おきなわ世界塾のテーマは、「スポーツと国際協力」です。スポーツが秘める力を徹底的に解剖し、身近にできる国際協力について紹介します。

 

注1:「自分が知っている自分」「他人が知っている自分」を四つの窓(カテゴリ)に分類して理解することで、他人とのコミュニケーションを円滑にする、心理学でよく使われているモデル(方法)。

注2:JICAボランティアが任地へ派遣される前に、語学やコミュニケーションスキル等を学ぶために行なう研修のこと。

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同じようなコミュニケーションの悩みを抱える参加者たち

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協力隊の写真を紹介しながら事例を見ていく

 (報告者:池田紘子)

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