平成24年度日中韓青少年交流事業(2012年8月)

7月25日から31日、韓国で行われた「日中韓青少年交流事業」に日本青年団100名が参加しました。第6回目となる今回は、東日本大震災の被災地出身者やボランティア経験者を対象とした事業であり、東北地方を中心に意識の高い青年が集まり、韓国、中国の青年たちと交流を通じて心の「絆」を結びました。

青少年フォーラム Plenary Meeting
青少年未来フォーラムPlenary Meeting


ストリートフェスティバル


バンドパフォーマンス


よさこいソーラン


「絆」モザイクアート

青年交流で外国とのキズナ強化

「日中韓青少年交流事業」は21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)の一環として、2007年度に中国で初めて開催され、今年度で6回目を迎える事業です。日中韓3か国の青少年交流を通じ、友好と相互理解の増進を図ることを目的としています。

2012年度は日本政府による「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として、被災地出身の青少年および被災地でのボランティア経験等を持った青少年の派遣を通じて、日本再生に関する外国の理解増進および日本産品の信頼回復・向上を図ることを目的として実施されました。

当会は日本側運営事務局業務を担い、東北地方を中心とした青年海外協力隊OB会のネットワーク等を活用し募集活動を行いました。宮城県・岩手県・福島県出身者を中心に多くの応募者があり、選考を経て、90名の意識の高い日本青年代表団90名を確定しました(残り10名は引率)。

被災者自身が震災復興支援に感謝 

出発前の7月24日、日本青年代表団は結団式と事前研修に参加した後、翌25日から31日まで韓国ソウル特別市に滞在し、様々なプログラムを通じて相互理解を深めました。

参加者90名は二つのグループに分かれ、70名は青少年交流コースに参加。3か国の混成グループで市内に出かけ、ストリートフェスティバルで「仙台すずめ踊り」や「よさこいソーラン」を披露。さらに、出展した日本文化紹介ブースの運営を担当しました。

ブースの中では、各国からの震災支援に対する感謝を表すコーナーを設置。立ち寄った人々からのメッセージを張り合わせて、「絆」の文字を浮かび上がらせるモザイクアートを作り、韓国の人々の関心を集めていました。

隣国の同世代から刺激を受けて

一方、20名の参加者は、今年度から青少年交流事業と併せて実施されることとなった「青少年未来フォーラム」に参加しました。フォーラムでは、「日中韓3か国の青少年の未来と調和」をメインテーマに「インターネット」「放送コンテンツ」「職業選択・進路」の三つをサブテーマとし、自国での事例発表、意見交換等を通じて「日中韓青少年ソウル宣言」をまとめ、各国の主催機関に提出しました。参加者は、東アジアのみならず、これから世界で活躍するためには、テーマに関する知見はもとより、語学力、ディスカッションでの発言力や交渉力、リーダーシップなど総合力の必要性を感じたようでした。

参加者の一人(26歳・会社員・男性)は、「たとえ英語が拙くても、聞きたい、話したいという強い思いが共有され、参加者は互いにわかり合おうという気持ちを大切にしていた。その結果、背景も年齢も国の事情も異なる人たちが、「友だち」という関係でつながれたことは「奇跡」のように感じた」と感想を話しました。

3か国の青年たちから多く聞かれたのは「直接、顔を合わせて対話をすることの大切さを知った」という感想でした。通信技術の発達した昨今、携帯電話やインターネットを介してコミュニケーションをとることが一般的になっていますが、同じ場所で同じ時間を過ごすことで得られる「絆」の重要さに参加者が気づき、この経験を今後に生かしていってくれたら、これほどうれしいことはありません。 

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