JENESYS2.0 太平洋島しょ国からの短期招聘 第二陣の訪日(2013年6月8日~6月22日)

「クールジャパン」を探して

外務省事業「JENESYS2.0及び北米地域との青少年交流」のうち、外務省の拠出先である南太平洋大学からの委託を受け、当協会は太平洋島しょ国からの大学生短期招聘プログラムを日本側実施団体として運営します。

そのうち、パプア・ニューギニア大学からの25名(A/Bコース:6月8日~22日)と、南太平洋大学からの20名(Cコース:6月10日~20日)からなる第二陣が来日しました。各コースとも東京での来日オリエンテーションの後、それぞれの訪問地に向けて「自分たちにとっての“クールジャパン”」を感じ、見つけ、発信するために出発しました。

Aコースは新潟県を訪問し、県庁防災局担当者から行政の震災に対する取り組みを伺ったほか、中越メモリアル回廊にて当時の被災状況と復興の過程を学びました。また、十日町市の民泊では、農村体験(薪割り体験)やチマキ作り、五右衛門風呂など古くからの日本の伝統文化に触れるだけにとどまらず、地域の人たちの心温まるおもてなしから日本人のホスピタリティに参加学生皆が感動する機会となったようです。 

パナソニックセンターで真剣に説明を聞く招聘青年
パナソニックセンターにて、真剣に説明を聞く招聘青年たち


新潟県庁を表敬訪問


北方文化博物館にて、日本の「こころ」に触れる

Bコースは岩手県で、被災地復興に取り組む地域との交流に重点を置きました。東日本大震災から2年たった今、被災地の現在の状況を経験者から直接聞くという経験は、同じく島しょ部で地震や津波と無縁ではない暮らしを営む彼らに大きなインパクトを与えたようでした。また、中越沖地震から復興を遂げた新潟県を訪問したAコースと意見を交換することで、日本の復興や、島しょ国における震災への備えなどを考えるきっかけになったという声が参加青年から上がりました。


遠野市立博物館を見学


当会の運営する「釜石S☆Cram School」の高校生たちに被災地を案内してもらう


NPO法人「吉里吉里国」で、復興の薪づくりをみんなでお手伝い

Cコースは千葉県に向かいました。開発と環境保護が共存している流山市を訪問し、子育て支援や人口増に向けた行政の積極的な取り組みについて話を聞いたほか、鴨川市大山千枚田にて国土の狭い日本の地形を生かした農業について学びました。また、浦安市にある明海大学を訪問し「日本文化論」の授業に参加、同年代の学生との意見交換、交流も楽しんだようでした。


六本木ヒルズを訪問し、環境との共生を意識した都市開発を学ぶ


創業者の方から直接ご説明を受け、興味津々で覗き込む招聘青年たち


鴨川市大山千枚田を歩いて視察し、日本の農業に触れる

また、地方訪問前後に行った都内視察では、浅草寺や江戸東京博物館、歌舞伎鑑賞などを通じて日本の伝統文化を学び、対照的に東京スカイツリーや日本科学未来館といった施設訪問で日本の最先端技術にも触れました。また、今後の太平洋島しょ国にとり重要になる水資源開発(東京都水の科学館訪問)、防災(東京臨海広域防災公園)、環境に配慮したまちづくり(六本木ヒルズ施設訪問)についても学び、自国での応用のヒントを多く得られたという声が聞かれたほか、秋葉原や杉並アニメーションミュージアムの訪問、原宿や表参道の街歩きや買い物から、日本が世界に誇る新しい文化「ポップカルチャー」を体感したようでした。

最終日に行われた報告会、事後アンケートでも「また日本を訪問したい」「様々な訪問先で自国の発展に生かせる多くのヒントを得た」「ぜひ、家族や友人に訪日を勧めたい」という言葉が多く並んだことから、クールジャパンを存分に体験した彼らは日本の「ファン」になってくれたようです。また、日本人の親切な態度、勤勉な姿、清潔な街並みにも感銘を受けたという声も多く聞かれました。今回の訪問が、彼らにとって何かのきっかけになってくれれば、これほど嬉しいことはありません。

第三陣107名は6月26日から7日まで、第四陣103名は7月8日から18日までの日程で来日予定です。 

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