JENESYS2.0 ASEAN及び近隣諸国からの招聘事業 第34陣(ミャンマー)の訪日(2015年2月18日~2月25日)

障害者支援を学ぶ学生が見たクールジャパン

 今年度、当協会は外務省青年招聘事業JENESYS2.0の一環である「ASEAN及び近隣諸国からの青年招聘プログラム」の日本側実施団体として運営を担っています。

2015年2月18日から25日の8日間にわたり、ミャンマーから日本の社会福祉について理解を深めるため、大学生9名と引率1名の計10名が来日しました。「障害者支援」をテーマに、東京都内および長野県で、日本の障害者支援の課題とその取り組みの現場を見学しました。また、日本の大学生との交流やホームステイも行い、人々との触れ合いを通して日本文化の利知見を深め、参加者によるオリジナルの「クールジャパン」を考えました。 

到着日は道すがら目にする日本のビルの多様なデザインに興味津々で、多くの驚きの声が聞かれました。都内では、国立障害者リハビリテーションセンターや国立職業リハビリテーションセンターを訪問し、センターの各所にみられるバリアフリー設備や実際の就業環境に近い環境で行われる職業訓練を見学し、ミャンマーで実施された手話教育者育成プロジェクトについて理解を深めました。特定非営利活動法人難民を助ける会への訪問では、ミャンマーにおける障がい者支援の現状について講義を受け、団体が運営する職業訓練校について説明を受けました。拓殖大学への訪問では、同世代の大学生と交流の機会を持ち、民俗舞踊の紹介や一緒に浅草散策をすることで、短い時間で友好的な関係を築きました。 

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国立障害者リハビリテーションセンター

拓殖大学の学生と浅草散策
拓殖大学の学生と浅草散策

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難民を助ける会での講義

長野県では立科町でホームステイをし、学生たちは人生初の雪に大興奮の様子で、寒さも忘れてそり遊びに熱中していました。さらに公式雪合戦にも飛び入り参加し、地域住民との交流を楽しみました。その他、そば打ちの体験や松本城の散策を通じて、日本の文化や歴史に触れました。

また、長野県は長寿日本一の県で知られており、医療機関の充実に加え、地域の食生活改善などの取り組みがあってこそ、と医療センターで説明を受け、学生達は納得をした様子でした。障害者の就労支援を行う福祉事業所では、施設の設備や就業者の待遇について学生達は積極的に質問していました。

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そり遊びを楽しむ学生

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そば打ち体験

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佐久医療センター訪問

 

最終報告会では学生たちが見つけた「クールジャパン」として、日本の「技術」、「障害者の就労支援」、「高齢者ケア」を中心とした発表を行いました。日本の技術については、特に建築やインフラ、環境に配慮した地熱空調設備、各所にみられるバリアフリー設備について取り上げていました。障害者の就労支援については、多様な職業訓練が整備されていること、卒業後の就職率の高さ等が印象に残ったようです。高齢者ケアについては、老人ホームで行われているきめ細かい健康管理に加え、高齢者が過ごしやすい環境を作ることへの配慮などを挙げていました。ミャンマーに帰国後、それぞれの立場で今回の経験を生かし、活躍してくれることを願っています。

 

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